2016年3月30日水曜日

『やぶくすしハッシーが読む』 ~第24回の句会から~ (その3)



『 やぶくすしハッシーが読む 』 (その3)
 
~第24回の句会から~

橋 本 喜 夫
 
 
 健忘を都忘れと差し替える         村元 幸明

健忘という病的な状態 と季語の「都忘れ」(植物)を言葉あそびとして捉えた秀品。季語の本意を無視した使い方はアンチ俳〇協会と見ました。健忘という状態の名詞と植物を差し替えることに違和感のある人は採れないだろうな。


 占いが12位の朝猫の恋          韮澤 土竜

朝のテレビ番組でこぞって今日のラッキーパーソンということで、星座占いを紹介している。バッドな12番目の運のひとにはかならず対策や対応策が挙げられていて、それが「たとえば赤いものを食べる」とか、とっても適当なのがとっても面白い。ともあれ、カニ座がバッドな日に「めまい」が発症したので、あながち信用している自分がいる。この句、恋猫のうるさい声に朝の眠りを妨げられたのかもしれない。しかもバッドな一日とくれば詠みたかったのであろう。


 妥協する但しそのあと花見する      高畠 霊人

なんだかとてもおかしい。たとえば労使交渉があるとする、労働者側が折れて労使交渉を妥協して終結させたあと、社長と従業員で花見へ行ったのである。このノウテンキな行為。社長を酔わせて髪の毛を毟ったりしたのかもしれない。「但し」がたいへん味を出している。

 受験生桃の節句どころじゃない      天野 紗更

公立高校の試験日は私の頃40年以上まえから桃の節句とぶつかることが多い。まさにこの通りだ。季重なりではなく、これは受験生が主季語で とても真実をついた作品だ。「どころじゃない」が微妙にうまい。


(その4に続く)

2016年3月28日月曜日

『やぶくすしハッシーが読む』 ~第24回の句会から~ (その2)



『 やぶくすしハッシーが読む 』 (その2)
 
~第24回の句会から~

橋 本 喜 夫
 

 凍ゆるみ畦も呼吸をしたりけり       角田   萌

中七以下の措辞を生かすために、たとえば「雪解け」「斑雪」とかだと平凡。寒明けだとあまりに漠然としているし。凍てがゆるみ ゆるみ という言葉が、すべての生物や植物が呼吸を始める感覚が表現されていると思う。
 

 冴え返る朝バス停に同じ顔         高橋なつみ

毎朝ばす通勤あるいはバス通学している人の自然な感覚かもしれない。韻文調を出すためと説明的な散文調を回避するために「冴え返る朝のバス停」と切るべきであろう。そのあと「同じ貌」とすればさらにクローズアップされて強調される。


 誰も彼も通り過ぎてく弥生かな       大原 智也

弥生は陰暦三月なので本当は陽暦4月なのであるが、そういうどこかの主宰みたいにうるさいことは言わない。弥生は三月として年度末感覚でよいのである。こころある歳時記にも年度始めの感覚はないと はっきりと書いてある。したがって 中七までの お別れのフレーズが生きてくる。「通り過ぎたる」でなくて「通り過ぎてく」が若者感覚の言葉に近くてこの場合は成功していると思う。だって年寄りはすでに退職して年金をもらっているので、この感覚は起きないであろう。


 恋猫の両者に名誉ある撤退        青山 酔鳴

これはいいですね「名誉ある撤退」のフレーズを最高に生かした状況設定と季語選択。かなりの手練れと見ました。あきらめてすごすごと帰宅する雄猫が浮かんでくる。両者が雌雄なのか、モテナイ雄二匹なのか、ぼかしてあるのが逆にこの句を面白くしている。


(その3に続く)

2016年3月26日土曜日

『やぶくすしハッシーが読む』 ~第24回の句会から~ (その1)


『 やぶくすしハッシーが読む 』 (その1)
 
~第24回の句会から~

橋 本 喜 夫
  
抜けられぬ仕事があり、出れなかったがまたしても大量参加人数。御同慶の至りである。と他人行儀なあいさつをしました。目が回る忙しさと言うが、1週間前から良性発作性頭位眼振という「めまい」が生じて、けっこう困っている。根詰めてPCの前にもいられないので、いつもにも増して適当さが増強すること許して下さい。さっそく、気になった句に触れてみたい。めまい薬が効いているうちに・・・。


 ろう梅のひとつふたつはイミテーション   鍛冶 美波

季語そのままじゃん と言うなかれ。蝋梅の嘘くさい光沢、蝋細工のような質感、ひとつふたつは の中七がうまいですぞ。「イミテーション」なんか昭和の匂いがする言葉。蝋梅の句を一応チェックしてみたが、ここまでストライクにこの質感を言いとめた句はないようだ。

 三月の木さてと翼を開こうか         信藤 詔子 

「三月の木」というもってきかたが、坪内稔典チックではあるが。「さてと」が利いている。蕾の膨らみ、蕾の開花を翼として隠喩にしたのも良好と思う。


 春一番ガソリン臭き路地に着く       五十嵐秀彦

春の明るい気分、すこし華やいだ気分をガソリン臭さに転じたのは、好き嫌いがあると思うが私は捻れた感覚が大好きです。風の季語なので、「吹く」と安易にいかないで「着く」としたのも良好と思う。


 こぼれ餌に針先ほどの芽のひかり    草刈勢以子

中七までいっぱいに使って「木の芽のひかり」を比喩している。釣をしたひとならわかるが、餌がこぼれたあとの、すこしだけ覗く針先を比喩に用いたのはなかなか写生的でもある。
これによって「ひかり=針先」の予定調和感を薄める効果が出ている。


(その2に続く)

『やぶくすしハッシーが読む』は今夜から!


俳句集団【itak】事務局です。


ご好評の『読む』シリーズです。
今回は『りっきー読む』に続きまして
『やぶくすしハッシーが読む』をスタートします。

第24回俳句集団【itak】の句会には今回132句が投句されました。
その中から当会幹事・『やぶくすしハッシー』こと橋本喜夫が
毎回心の赴くままに選んだ句を読んで参ります。
また、今回はこれをもちまして句会評も兼ねさせていただきます。

前回同様、ネット掲載の許可を頂いたもののみを対象といたします。
掲載句に対して、あるいは評に対してのコメントもお待ちしております。
公開は今夜3月26日(土)18時からです。ご高覧下さい。

☆橋本喜夫(はしもと・よしを 俳句集団【tak】幹事 雪華、銀化同人)

2016年3月25日金曜日

『第一回文学フリマ札幌』 ~出店者募集のご案内~


俳句集団【itak】です。


3月21日付北海道新聞朝刊にも記事が出ておりましたが、首都圏などで大人気の『文学フリマ』がこの夏、札幌でも開催されます。
このイベントは一般のフリーマーケットやコミケとは若干趣向が違い、出店者各々が『自分が文学と信じるもの』を並べる、文学のためのフリーマーケットです*1。

開催日は7月23日(土)、会場は札幌テレビ塔2階です。
3月10日より4月10日まで出店者を募集中です。
栄えある第一回です。小さな作品を手に、みなさんも出店なさいませんか。1ブース4500円、椅子1脚・入場証3枚付です。



後藤グミさんの楽しいイラスト付き出店ガイドはこちらです。わかりやすいでしょ♪⇒

出店要項等詳しくは公式ページをご覧ください。
 http://bunfree.net/#l6 
【第一回文学フリマ札幌】出店者を募集中です!)

当日の一般ご来場は入場無料です。

俳句集団【itak】は、北海道の文学を元気にする企画をモレナク応援しております。当会幹事山田航も参加します。

*1 古本市ではありませんのでお手元の他作者の書籍を販売することはできません(自著等は可)。


作品制作に対してのご質問、その他ご不明な点がございましたら
文学フリマ札幌事務局公式Twitter(@BunfreeSapporo)
もしくは文学フリマ札幌 事務局(sapporo@bunfree.net)までメールにてお問い合わせ下さい



2016年3月24日木曜日

第25回中北海道現代俳句大会・講演のご案内


俳句集団【itak】です。

第25回中北海道現代俳句大会が下記日程にて開催されます。
大会に先んじての講演を当会幹事、久才秀樹さんが務めます。
中北海道現代俳句協会員以外の方も自由にご参加いただけます。
お誘いあわせの上是非お運びくださいませ。



◆日時:平成28年4月3日(日)13:00から

◆場所:札幌サンプラザ

     札幌市北区北24条西5丁目
     TEL:011-758-3111


◆講演:久才秀樹 北海道新聞文化部記者・俳句集団【itak】幹事

◆演題:「横山大観展と足立美術館」

講演の後の俳句大会についてもご見学はご自由となっております。
※ご入場は無料・ご予約不要ですが、受付にてお名前をお知らせくださいませ。



2016年3月23日水曜日

第24回句会 投句選句一覧④

※作者・投句一覧が空欄のものは 掲載の許可がなかったものです
 
#投句・選句一覧 

第24回句会 投句選句一覧③

※作者・投句一覧が空欄のものは 掲載の許可がなかったものです




#投句・選句一覧 

第24回句会 投句選句一覧②


※作者・投句一覧が空欄のものは 掲載の許可がなかったものです

 
#投句・選句一覧 

第24回句会 投句選句一覧①


※作者・投句一覧が空欄のものは 掲載の許可がなかったものです

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#投句・選句一覧 

【第24回人気五句披講】


俳句集団【itak】です。
 
いつもご高覧頂きありがとうございます。
先日公開しました第24回句会【人気五句】の披講をいたします。
三句選で、天=3点、地=2点、人=1点の配点方式、( )内は配点です。
横書きにてご容赦くださいませ。


生者にも死者にも名前ひなまつり    栗山 麻衣 (17)
スカートのひらり明日はたぶん春    酒井おかわり (16)
銃口へ光をかへす樹氷かな       戸田幸四郎 (14)
種を蒔くどちらが尻と考へて       増田 植歌 (13)
柱時計おぼろの音となりにけり     栗山 麻衣 (12)

以上です。ご鑑賞ありがとうございました。


当日の参加者数は66名、132句の出句となりました。
また、選句のみ、ご見学のみの方も4名あり、賑わいました。
大勢のご参加を頂き、誠にありがとうございました。
引き続き投句選句一覧をご報告します。
ご高覧下さいませ。


 

2016年3月18日金曜日

俳句集団【itak】第24回イベントを終えて


俳句集団【itak】第24回イベントを終えて
 
『 届け”反骨の風! 』
 
岡大介。彼のスタンスは、俳句だ。 

五十嵐秀彦

 
 
岡大介。なんてかっこいい男だろう!
そう思わず叫びたくなるほどでした。

彼のスタンスは、俳句だ。
そうおっちょこちょいな飛躍もしたくなるほどのパフォーマンスを、カンカラ三線の岡大介さんは演じてくれました。


俳句集団【itak】第24回イベントの第1部はカンカラ三線・演歌師 岡大介さんの「届け演歌の風! 岡大介カンカラ三線ライブ」この回をもって私たち【itak】の活動は丸4年となりました。
特に4周年企画とうたうわけではありませんでしたが、やはり神様は【itak】に微笑んでくれたのです。ここに来て縁が縁を呼び、スペシャルゲストが来道してくれました。


カンカラ三線ってなんだ?平成の演歌師ってなんだ?北島三郎とか氷川きよしみたいなものか?そう思った人だって少なくなかったと思うのですが、おっかなびっくり蓋を開けてみれば77名という、昨年の夏井いつきさん特別企画を別にすれば過去最多の来場者数となったのです。
もちろん数が重要なのではなく、彼が【itak】のイベントで唄うというところに意味があったのですが、でもひとりでも多くの人に聴いてもらいたい、聴いてもらわなければならないほど意味がある、という思いでおりました。


ちょっと個人的なことを書きますが、私は10年ほど前から大衆芸能と俳句との関係に注目してきました。そのきっかけは色々あって、中でも直接的なきっかけとなったのは一遍上人に興味をもち調べているときに出会った網野善彦氏の諸作にありました。
中世の階級社会からはじき出された人々が「無縁」の存在となって芸能に生きた。彼らの存在なくして日本の日本と呼ばれるべき文化は創出されなかったという歴史の事実を知ったこと、そして俳諧師と呼ばれた一群の職業俳人たちのほとんどがそうした無縁の世界に「聖別」されていたということ、それらに気づいたとき芭蕉の旅の意味も、一茶が故郷に定住するために示した驚くべき執着の意味も、読み解けると感じたのです。


俳諧も華道も茶道も能や歌舞伎も、瞽女歌も津軽三味線も、みんな名も無き下層民によって担われてきたことを、「お上(おかみ)」の歴史は無視し続けてきました。
演歌も明治大正期の民衆の反骨精神の表れであったことを忘れ商業主義に陥ってしまっている現代社会で、ひとり岡大介さんが本当の演歌を復活させているのです。


それは政治的イデオロギーという枠の中に納まるものではありません。岡さんはこの日も「ぼくは左翼でも右翼でもない。ただ唄いたいだけです」とおっしゃっていました。
名も無き民衆の辛さや悲しさは、今日においても100年前と本質的にはなにも変わっていません。彼が唄う添田啞蟬坊の数々の詞は今も色あせていないどころか、どんどんあの時代に戻っているのではないか、そう思わせるものがありました。


辛さ悲しさをいかにもそのように唄うのではなく、一見明るくシャレのめして、堂々と唄う。そこには100年どころか1000年2000年にわたるこの国の大衆の歌があります。
私たちの選んだ俳句という文芸も、万葉の時代から連歌・俳諧とつなぎ、近代以降現代の俳句となっているのであり、それは「お上」のでっちあげたきれいごと芸術ではなく、どこまでいっても無名の庶民の文芸であること、それは岡大介さんの歌の精神となんら変わらないということを、ひとりでも多くの人に知っていただきたかったのです。


その目的が達成できたかどうかは分かりません。
でも、この日集まった77人の人々は、彼の歌に間違いなく心を揺さぶられたはずです。

そして道新文化部記者であり【itak】幹事である大原智也さんが作成した演歌と啞蟬坊に関するスライドも実に分かりやすかったのではないでしょうか。


岡さんがあこがれる啞蟬坊は演歌師であると同時に俳人でもありました。
スライドでその句が紹介されたのもわが意を得るものでありました。


 河豚食うて北を枕に寝たりけり   啞蟬坊

これは芭蕉の「あら何ともなきやきのふは過ぎてふくと汁」に通じる俳諧味あふれる句です。詳しくは、今後このホームページで抄録の形になると思いますので、そちらがUPされたときにお読みいただきたいと思います。
ただ抄録では岡さんの歌声までは伝わりません。彼は3枚のCDをリリースしています。


 岡大介・小林寛明「かんからそんぐ 添田啞蟬坊・知道をうたう」

 http://www.amazon.co.jp/dp/B0011ZOJ4Q

 岡大介・小林寛明「かんからそんぐⅡ 詩人・有馬敲をうたう」
 http://www.amazon.co.jp/dp/B0041RI1MC

 岡大介「かんからそんぐⅢ 籠の鳥・鳥取春陽をうたう」
 http://www.amazon.co.jp/dp/B00ZA6ZEMS

ぜひお買い求めの上、耳を傾けてください。

今回は第1部の岡大介ライブに77名、第2部の句会も69名という盛況ぶりでした。
ご参加くださった皆様にあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

句会終了後の懇親会でも岡さんの熱唱が続き、今回も忘れられないイベントとなりました。
次回第25回イベントは5月14日(土)の午後1時から、いつもとかわらず道立文学館講堂で開催予定です。
企画は、北海道アオサギ研究会代表・松長克利さんの『めくるめくアオサギの世界』という講演です。
俳人としては聞き逃せないテーマではないでしょうか。
どうぞご期待ください。


北海道アオサギ研究会 http://www.greyheron.org/

2016年3月13日日曜日

第24回俳句集団【itak】イベントは無事終了しました



昨日は俳句集団【itak】の第24回イベントにお越しいただきまして誠にありがとうございました。
岡大介さんによるライブ『届け演歌の風!岡大介カンカラ三線ライブ』はいかがでしたでしょうか。どうぞご感想などをお寄せ下さいませ。
今回は77名のみなさんにご参加いただきました。年度末のお忙しい中お越しいただきましたこと幹事一同深く感謝いたします。

第一部の抄録については改めてこのブログにてご報告させていただきたいと思います。

また、「句会評」「人気五句」「読む」企画などを随時アップの予定です。只今皆さんの原稿を鋭意募集中です(ごめんなさい、原稿料はありません)。 

itak】のブログは参加されたみなさんの発表の場でもあります。記事についてのコメントやツイッター等での評を頂けますと大変に励みになります。また、みなさまの作品もお寄せください。既発表作でも構いません。エッセイ、回文、短歌、どんなジャンルでも結構です。どうぞよろしくお願いします。

次回は5月14日(土)13:00から、北海道立文学館・地下講堂にて開催の予定となっております。
『 めくるめくアオサギの世界 』と題し、北海道アオサギ研究会代表 松長克利 さんをお招きしての講演会を開催します。身近な野鳥アオサギと文化との関わり合いなどを紐解いていただきます。
 風薫るころ、外に出たくなる時期ではありますが、みなさまお誘いあわせのうえイベント・句会にご参加くださいませ。

詳細はメール・ブログ・Facebook・ツイッターなどで改めてご案内させていただきます。
以下のメールアドレスに随時お問合せくださいませ。 
 



本日のところは取り急ぎの御礼まで。
今後とも俳句集団【itak】をどうぞよろしくお願いいたします。



俳句集団【itak】幹事一同

2016年3月10日木曜日

俳句集団【itak】第24回イベントは明後日です!


俳句集団【itak】事務局です。

桃の節句も過ぎ、慌ただしい年度末となりました。
第24回イベント、ライブは明後日となりました。どなたでもご参加いただけます。
当日参加も大歓迎です!お誘いあわせの上、どうぞお気軽にお越しくださいませ。

天気予報はいまのところ晴れ時々雪、降水確率50%です。
お足もとにお気をつけてお越しください。

また館内に自販機がありませんのでお飲み物などはお持ちください。  

<第24回俳句集団【itak】イベントご案内>

◆日時:平成28年3月12日(土)13時00分~16時50分
◆場所:「北海道立文学館」 講堂
 札幌市中央区中島公園1番4号 TEL:011-511-7655

■プログラム■

 第一部 ライブ 『届け演歌の風!岡大介カンカラ三線ライブ』 
      カンカラ三線・演歌師 岡 大介
 第二部 句会(当季雑詠2句出句)

 
<参加料>
 一般:500円、高校生以下:無料(但し引率の大人の方は500円を頂きます)

※出来る限り、釣り銭の無いようお願い致します。
※金曜の正午まで懇親会の追加お申し込みをお受けしております。
※詳細お問い合わせはEメール 
itakhaiku@gmail.com まで。

★前日3/11(金)の夜はススキノでカンカラ流しをやっています。
 タイムテーブルは以下をご覧ください。
http://itakhaiku.blogspot.jp/2016/02/blog-post_29.html

 
北海道立文学館へのアクセス ※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には


①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両にお乗りいただくと便利です。
 

大きな地図で見る

2016年3月8日火曜日

これまでの俳句集団【itak】イベント一覧 ~4年間の活動を振り返って~


俳句集団【itak】です。

 週末の第24回イベントで、わたしたちのイベントは丸四年を走りきることになります。
三周年、五周年に比べて四周年というのは今ひとつ語呂が悪く、今回は特に記念行事的なアナウンスをしていませんが、ここにこれまでのイベントの一覧を掲げ、皆さんと積み上げてきた自由な「座」の記憶をたどってみたいと思います。
 
 
◆これまでの俳句集団【itak】イベント一覧◆
(2012年5月~2016年3月実施分とその後の予定)

 第1回  2012年5月12日(土)
       
シンポジウム「あえて今、花鳥風月を考える」

       パネリスト 五十嵐秀彦(俳人)山田航(歌人)平倫子(俳人・英文学者)
 
 第2回  2012年7月14日(土)
       
講演 「今田かをりがはんなり語る龍之介の俳句」
       講師 今田かをり(俳人、予備校古文科講師)
 
 第3回  2012年9月8日(土)
       
トークショー「俳句って、面白い!」
               葉子が斬る・航が語る・朱子が読む 抱腹絶倒トークショー
       トーク  籬朱子(俳人)、山田航(歌人)、高畠葉子(俳人)
       司会   五十嵐秀彦(俳人)
 
 第4回  2012年11月10日(土)
       
講演「猟夫(さつお)が語る北海道野生の今」
       講師 高橋千羅思 (たかはし・ちらし 俳人、北舟句会、猟友会)
 
 第5回  2013年1月12日(土)
       
講演「俳人のための俳句入門書再入門―
                ある入門書コレクターのつぶやき―」
       講師 橋本喜夫(雪華同人 銀化同人 現代俳句協会 俳人協会)
 
 第6回  2013年3月9日(土)
       
対談と映画上映 「酒場と写真と全共闘一代記」
          <佐々木美智子自主制作短編映画「アリバイ」を上映>
       「新宿、わたしの解放区」共著者対談 佐々木美智子×岩本茂之
 
 第7回  2013年5月11日(土)
       
講演 「わたしと俳句 ~門前の小僧的な~」
       講師 久保田 哲子(俳人)
 
 第8回  2013年7月13日(土)
       
講演「日本人はなぜ、日本酒を育んだのか~知られざる日本酒の世界~」
       講師 小林精志(北の錦・小林酒造株式会社専務取締役)
 
 第9回  2013年9月14日(土)
       
研究発表会 「石狩の句会・尚古社の歴史~伝説の俳人・井上伝蔵~」
       パネラー   札幌琴似工業高校文芸部
 
 第10回 2013年11月9日(土)
       
講演と朗読 「アメリカの詩と私の詩」
       講師      矢口以文(詩人)
 
 第11回 2014年1月11日(土)
       
講演 「音と言葉 ~うた作りの現場から~」
       講師 久保田 翠 (作曲家・音楽研究者)
 
 第12回 2014年3月8日(土)
       講演 「短詩型における「文語」と「口語」~信仰としての二分類~
       講師 月岡道晴(國學院大學北海道短期大学部准教授・歌人)
 
 第13回 2014年5月10日(土)
       
トークショー「読(詠)まずに死ねるか!~短詩系文芸の可能性~」
       トーク 五十嵐秀彦(俳人) 山田航(歌人)
 
 第14回 2014年7月12日(土)
       
講演 「北海道の古民家について」
       講師 江崎幹夫(古民家鑑定士、北海道古民家再生協会理事長)
 
 第15回 2014年9月13日(土)
       
講演 「ラフカディオ・ハーンの真面目(しんめんもく)
           ~一つの民族の経験の総和よりも大きな記憶」をキーワードに~」
       講師 平 倫子(俳人、北星学園大学名誉教授)
 
 第16回 2014年11月8日(土)
       講演 「重種馬の生産の現状と、馬の俳句」
       講師 安田豆作(獣医師・俳人)
 
 第17回 2015年1月10日(土)
       
講演 「爆笑!【itak】俳句甲子園!」
       出演 俳句集団【itak】参加者有志一同
 
 第18回 2015年3月14日(土)
       
講演 「震災と俳句」
       講師 栗山麻衣(北海道新聞社記者・俳人)
 
 第19回 2015年5月9日(土)
       
トークショー&句会ライブ!「100年俳句計画!」
       ライブ 夏井いつき(俳人)
       司会  五十嵐秀彦(俳人)
 
 第20回 2015年7月11日(土)
       
トークショー 「 NO MUSIC, NO HAIKU 」
       トーク 恵本俊文、大原智也(北海道新聞社記者・俳人)
 
 第21回 2015年9月12日(土)
       
ゆるゆるトークショー 「鴨々川ノスタルジアってなあに?」
       トーク 石川圭子(鴨々堂女将)、山田航(歌人)、
           土肥寿郎(寿郎社社長)
 
 第22回 2015年11月14日(土)
       トークショー 「いま、狸小路がおもしろい!」
       トーク 和田由美(亜璃西社代表)
 
 第23回 2016年1月9日(土)
       
展示と解説 「学校祭展示再現と高校の文芸部の活動紹介」
       展示と解説 佐藤天啓(琴似工業高校教諭・文芸部顧問)
               琴似工業高校文芸部のみなさん
 
 第24回 2016年3月12日(土)
       
ライブ 「届け演歌の風!岡 大介 カンカラ三線ライブ」
       演奏   岡 大介(カンカラ三線・演歌師)
 
 第25回 2016年5月14日(土)
       
講演会 「めくるめくアオサギの世界」
       講演   北海道アオサギ研究会代表 松長克利
 
*第26回 2016年7月9日(土)
       未定 「未定」
 
 第27回 2016年9月10日(土)
       トークショー 
牛の歳時記」
       トーク 鈴木牛後(いつき組・藍生)
 
 
 次回5月は北海道アオサギ研究会代表の松長さんに、9月はご要望の多かった鈴木牛後さんにお話し頂きます。お楽しみに。第一部の企画についてはジャンルにかかわらず、いつでも募集しております。心当たりの方は自薦他薦問わず、事務局メール( itakhaiku@gmail.com )までご連絡くださいませ。お待ちしております。
 
 イベント第一部の企画実施に際しては、多くの方々のご協力を頂きました。俳句や文芸に関わらない分野の方のお話も、伺ってみればみなそれぞれの作品の力になりました。【itak】の意気に感じ、お力をお貸しくださったことに深謝いたします。
 
 また、海のものとも山のものともつかないこの運動に共感してくださり、句座を共にしてくださったたくさんの方々。参加してくださるみなさんがお出で下さらなければここまでイベントを続けることはできませんでした。深く御礼申し上げるとともに、これからもこの場にお越しいただき、北海道の俳句、文芸を一緒に揺さぶっていただけますよう心よりお願い申し上げます。
 
 
俳句集団【itak】幹事一同
 
 

2016年3月5日土曜日

第24回俳句集団【itak】イベントのご案内(再)


俳句集団【itak】事務局です。

気持ちよく晴れ渡り、本日啓蟄。再度の第24回俳句集団【itak】イベントのご案内です。
どなたでもご参加いただけます。多くの方々のご参加をお待ちしております。
第一部のみ、句会の見学のみのご参加も歓迎です。
実費にて懇親会(3/8締切)もご用意しております。お気軽にご参加ください。

懇親会の締め切りは3/8となっております。以降はお問合せ下さい。
また、岡大介さんの前日のカンカラ流しスケジュールは以下となっております。
http://itakhaiku.blogspot.jp/2016/02/blog-post_29.html
是非お立ち寄りください。

◆日時:平成28年3月12日(土)13時00分~16時50分

◆場所:「北海道立文学館」 講堂
     札幌市中央区中島公園1番4号
     TEL:011-511-7655


■プログラム■

 第一部 ライブ 『届け演歌の風!岡大介カンカラ三線ライブ』 
      カンカラ三線・演歌師 岡 大介

 第二部 句会(当季雑詠2句出句)

 <参加料>
 一   般  500円
 高校生以下  無  料

(但し引率の大人の方は500円を頂きます)

※出来る限り、釣り銭の無いようお願い致します。
※イベント後、懇親会を行います(実費別途)。


 会場手配の都合上、懇親会は事前のお申し込みが必要になります。
 会場および会費など、詳細は下記詳細をご覧ください。


■イベント参加についてのお願い■

会場準備の都合上、なるべく事前の参加申込みをお願いします。
イベントお申込みの締切は3月10日とさせて頂きますが、締切後に参加を決めてくださった方もどうぞ遠慮なく申し込み下さい。
なお文学館は会場に余裕がございますので当日の受付も行います。
申し込みをしていないご友人などもお連れいただけますのでどなたさまもご遠慮なくお越しくださいませ。



お申し込みには下記のいずれかを明記してくださいませ。
①ライブ・句会ともに参加
②ライブのみ参加
③第二部句会のみ参加(この場合は前日までにメール・FAXなど
で投句して頂きます。)
特にお申し出のない場合には①イベント・
句会の通し参加と判断さ
せていただきます。
なお、第一部からご参加の方の投句の締切は当日13:00です。

天候や交通状況で間に合わない場合等は、13:00までに
  itakhaiku@gmail.com まで投句ください。

◆イベント後・懇親会のご案内◆

会場:ちりとてちん
    中央区南7条西4丁目すすきのプラザビル地下1階
時刻:17:30~19:30
会費:4000円(飲み放題つき)


  ※イベント受付時にご精算をお済ませください。
  ※当日のキャンセルは後日会費を申し受けます。
  ※中高生、小学生はお問い合わせください。


準備の都合上、こちらは必ず事前のお申し込みをお願いします。
懇親会申し込みの締切は3月8日とさせて頂きます。
以降はお問い合わせください。

参加希望の方はイベントお申し込みのメールに ④懇親会参加 とお書き添えください。

ちょっとでも俳句に興味ある方、今まで句会などに行ったことのない方も、大歓迎です!
軽~い気持ちで、ぜひご参加ください♪
句会ご見学のみのお申込みもお受けします(参加料は頂戴します)。


北海道立文学館へのアクセス
※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には


①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両にお乗りいただくと便利です。
 

大きな地図で見る