2014年6月30日月曜日

『葉子が読む』 ~第13回の句会から~ (その2)


『 葉子が読む 』 (その2

 ~第13回の句会から~

高畠 葉子
 

 

 ゆるゆるで善かれとおもふ北の春     北島 和奘


ここ数年の季節の変わり目の不安定さといったら・・・どうなっているんだ?と話題になりやすい。暦の上で春を告げられると、土の匂いや緑の匂いが待ち遠しくてたまらない。ついつい「いつ春がやってくるのやら」と愚痴の一つも出てしまう。

しかし、我々俳人はこうした愚痴さえも詩として表現する。ゆっくりと訪れる春もまた、北に暮らす我々の愉しみであるのだ。
その愉しみは、あえて「ゆるゆる」で善いという。
生活のあらゆる場面に、俳句として表現できる事の素晴らしさと誇りを感じた一句だった。

 


 ショルダーバッグにお花見の残骸    福井たんぽぽ

 

なんと律儀な作者!と思った。お花見の残骸と言えば、割り箸だのお手拭きだの・・・だろうか。お花見の場所へ捨ててくるのではなくショルダーバッグにあるのだ。
帰宅途中にふとバッグの中をみて作者は「あー残骸がー」と思ったのだろうか。この破調加減がまさに「残骸」のイメージが伝わってくる。そして「お花見」の残骸というのは、桜の終わりだけでなく、季節の終焉、夏へのスタートであると言うのは大袈裟だろうか?
でも・・・桜ってそういうものなんだって感じている。
それにしても、ショルダーバッグってやつは大口開けて季節を飲み込むものだなあ、とつくづく。
 
 
 花の駅発車のベルを聞きのがす     横畠 満子
 

「花の駅」このフレーズだけで優しい気持ちになれる。
この駅舎は読み手によって自由に建てられる事だろう。その立地は自由に定められ、読み手の数だけの「花の駅」が現れるのだ。
私は、以前住んでいた室蘭にある駅を思い出した。小さな木造の駅舎。そこには、小さな桜の木があった。そしてそこは「母恋駅」という印象深い駅名である。
そんな私の中の思い出の景色がこの句を読んで鮮やかに蘇ってきた
この句にはただ花に見惚れて発車のベルを聞きのがした・・・というだけでない物語を感じたのだった。
 

 桜見にまずはメインの卵焼く       村山 睦子
 
 
まずはメイン!そう卵焼きは欠かせないのだ。
そしてその味はそれぞれの好みだ。私はほんのり甘い卵焼きが好きだ。いつか友人達と「卵焼き」談義をしたことがある。ある友人は甘い卵焼きなど受け入れられない!と言う。お醤油で味付けしたのが最高!という友もいた。
長年好んできた味はそうそう譲れないものだ、とばかりに卵焼き談義は盛り上がったものだ。だからこそ、メインとなる訳だ。そして、まずは卵を焼いて「次は何をこしらえようかしら?」という算段となるのだろう。
そう。まずは卵なのだ!

 
 道連れは海苔そして数珠黙の星    三品 吏紀
 

少し解り難いのだけど。韻が好きな句だった。好きとなると、何とか読み解こうという気持ちになる。
そう思わせてくれたこの句はたいそう魅力的ということなのだ。
お数珠と海苔が道連れという。黙の星は亡くなられたご家族だろうか。
星となられた方は海苔がお好きだったのだろう。
海苔の季節が来る度、いっそうこの方を思い出すのだろうなあ。いいなあ。こういうの・・・とつぶやいている。
 
 
 春風や打楽器のごとオートバイ      籬 朱子
 

この春、台北へ旅をしてきた。台北はオートバイが多い街だった。
札幌ではとても見られない数のオートバイがぶわーっと湧いてくるようだった。台北の人々は年中オートバイに乗っている。老いも若きも、男も女もオートバイに乗って買い物、通勤、通学に使っているようだった。
さて、わが北海道。オートバイ愛好家は雪解けをどれだけ待っていたろう。春風を受けてのシーズン到来の喜びは台北のそれとはまた違った意味を持つだろう。
思えば、オートバイのあの音。これは春の音なんだな。と改めて思うのだった。
 

 
(最終回に続く)


 

2014年6月29日日曜日

『葉子が読む』 ~第13回の句会から~ (その1)


『 葉子が読む 』 (その1)

 ~第13回の句会から~

高畠 葉子
 

多くの参加者を迎えた第13回俳句集団【itak】イベントと句会。
俳句というツールで世代を超えた交流はもはや、俳句はカビ臭い!などと言う方がカビ臭い!という状況なのでしょう。残念ながら私は今回のイベントには参加できませんでしたが多くの秀句を鑑賞させて頂きました。中からいくつか思うまま書かせて頂くことにしました。 
 
 
 
 夢を追ふ旅より帰り余花の雨     戸田幸四郎
 
 
旅の楽しみは旅立つ前にも後にもある。さらに俳句という表現によってまた深く味わう事ができる私たちは幸せだ。「夢を追ふ旅」の熱と動、「余花の雨」の冷えと静、がそれぞれを際立たせてくれている。あらゆる年代の「旅」の経験とイメージを重ねることのできる句だと思い心に強く印象づけられた。
 
 
 母にだけ分かる文字ある種袋     吉村 佳峰
 
 
わたくし事であるが、引き出しにまさに「母にだけ分かる」種袋がある。一体何の種なのか皆目見当もつかない。引き出しに仕舞い込んでいる訳はどんな芽生えがあるのか分からないせいではなく「母にだけ分かる」種袋だからだ。この種を植えてしまえば「母にだけ分かる」事が「私にも分かる」となる事が寂しいからだ。分からない事が解決してしまえば、母の一つの証が零れてしまいそうな気持になるのだ・・・この句を読んで私自身の心の内を理解した。百人百様の人生があるはずだがこうして季語と十七文字で共有できることに感動した。
 
 
 こいのぼりおかあさんいなくてさみしいな  ともやっクス
 
 
ふと考えた。こいのぼりのうた。一般的におかあさんは歌詞に出てこない。そもそも鯉のぼりの風習を考えれば納得してしまうのだが・・・いや納得してはいけないか?と自問してみたがこの点はちょっと置いておくことにする。オトナの事情も含まれるしね。(実際おかあさんが登場する歌詞で歌われてもいるらしい)この句に魅かれたのは「おかあさんがいない」事がさみしいと言い切る素直さと歌詞をままに受け入れることなく「なんか変!」と感じ表現する自我があるからだ。作者ともやっクス君にはいつまでも「なんで?なんで?」の疑問の目を無くしてほしくないな~と思うのだった。あわせてこの句。オトナ世代には子どもの頃一緒に鯉のぼりを見上げたおかあさんはもう居ないんだよね・・・という共有もある事だろう。
 
 
 よりによって父に似てきて衣更     熊谷 陽一
 
 
よりによって。に顔がほころびる。父と息子、母と娘とは「よりによって」という愛情表現をするらしい。衣更の季節に現れる体型や衣の好みなどがよりによって似て来ていることを実感してしまう。衣更の季感を存分に感じさせてもらえた。
 
 
 つばめ来る千枚の田の水鏡      草刈勢以子
 
 
田を見る事がとんとなくなってしまった。水をたたえた田は遠い記憶にある。最も美しいこの日本の風景を私たちはしっかり記憶に、記録に留め、表現していきたいと改めて感じる事ができた句だった。つばめの伸びやかな飛翔と千枚田の水鏡など本当に美しいと思う。いつかきっと見にゆきたいと思う。

 
(その2に続く)


 

『葉子が読む』がはじまります!


俳句集団【itak】事務局です。


ご好評の『読む』シリーズです。
5月6月はスタッフ一同どういうわけか多忙でありまして、公開が遅くなりました。
今回は『おヨネが読む』に続きまして
『葉子が読む』をスタートしたいと思います。

第13回俳句集団【itak】の句会には今回132句が投句されました。
その中から当会幹事・高畠葉子が毎回心の赴くままに選んだ句を読んで参ります。

前回同様、ネット掲載の許可を頂いたもののみを対象といたします。
掲載句に対して、あるいは評に対してのコメントもお待ちしております。
公開は今夜6月29日(日)18時からです。ご高覧下さい。

☆高畠葉子(たかばたけ・ようこ 俳句集団【tak】幹事 弦同人)


2014年6月27日金曜日

谷 雄介「ブラジャー」を読む  ~青山 酔鳴~



谷 雄介「ブラジャー」を読む
 
~青山 酔鳴~

 

 
 
 
 ブラジャーのおもてや小さき花いくつ  谷 雄介


 どういった訳か、ブラジャー(以下ブラ)には花の装飾が多い。発見を句にする。なるほど小さき花いくつ。
 谷雄介さんの俳句は、群青二号に櫂さんが書かれているように、ひとかたまりの句群として愛される性質を持つ。創刊号の「髭」、二号の「鶴」も季語と単語の線引きはある意味自由で独特の雰囲気を醸し出しており、わたしのようなタイプの読者を惹きつけてやまない。
 せっかくの作品評の機会なので、不肖・酔鳴は「ブラジャー」を一塊として読ませて頂こうと思います。
 
 
 男ゐぬブラジャー売場年の内
 
 
 ブラとは一般的には女性にとって必需品であり、しかもどちらかというと高価な消耗品である。歳末のバーゲンにあふれる熱気。そりゃぁ男はお呼びでない。あるいは彼女が戦闘態勢でゲットしているものは君に見せるためのブラかもしれない。これはひとつの祝祭の情景だ。
 
 
 ブラジャーの寄せて上げたる淑気かな

 
 これはまた高らかに歌い上げたものである。新しいブラはしっかりしていてホールド感が抜群だ。初詣に行くのだろうか、いつもよりワンサイズは寄せて上がる胸と淑気。ここまでくるとなんとも清々しい心地である。


 古代ギリシャのブラジャーといふ展示物


 ギリシャ時代にはすでにブラの原型ができていたようだ。ストラップレスタイプのそれは平常時ではなく、主に運動の際に用いられたらしい。しかしエドガー・ドガの『少年たちに挑むスパルタの少女たち』という絵画では彼女たちはトップレス。まだ堅い果実を惜しげなく曝け出す。作者はこの句でさらりと、女性と乳房とブラの来し方行く末を並べおいて見せるのである。

 ブラジャーをはづし神話にでもなれよ
 
 前句はこの句の「神話」に懸っている。投げやりな命令口調。バーゲンに振り回された苛立ちか、あるいはブラ装着による肩凝りに、恩赦を与えようというのか、ただ脱がせたいのか。全十句の中で一番好きな句である。

 ノーブラと人こそ知らね西日暮里
 
 二条院讃岐をモチーフに彼はここにだけ「ノーブラ」を置く。雪のない街の窓辺。小さな暖房器具。「アタシ今ノーブラなの」。作者と共に読者はここでやっとブラから解放される。後はもう「かわくまもなし」なんて。

  

谷 雄介(たに・ゆうすけ 群青同人)
 掲載の十句は『群青』第3号より転載したものです。
御厚情感謝多謝。
青山酔鳴(あおやま・すいめい 俳句集団【itak】幹事 群青同人)
 本稿は『群青』第4号に掲載された作品評の転載です。





※俳句同人誌『群青』(季刊)

 購読お申し込み・お問い合わせは群青俳句会まで

 gunjouhaiku@gmail.com
 

 


 

2014年6月25日水曜日

「秋」五月号掲載・現代俳句句集評より ~三国 眞澄~


現代俳句句集評
 
三国 眞澄

 

黒田杏子句集『銀河山河』(角川学芸出版刊)
http://www.ne.jp/asahi/haiku/aki/index.htm
 著者は俳誌「藍生」の主宰。本句集は平成二十二年から二十五年の作品六百句が収められている。著者の第六句集である。この句集の重要な背景となるのは、平成二十三年春の東日本大震災、敬愛する人々との親交、心から敬愛した人達との永訣、日本列島桜花・落花巡礼と西國四國坂東秩父の日本百観音巡礼と四国八十八ヶ所の巡礼結願、遊行上人一遍の「捨ててこそ」の言葉を探求している句集である。

  稲光子のなき最期おもふとき

 稲は雷光と交わって実を孕むと古くから伝えられてきたことをふまえた句。「子のなき最期」とは切ない。親の最期を子供達に見守ってもらう事は理想的だが、現実には様々な理由があり、この理想は崩れている。人は「独り生まれて独り死す」と一遍上人は言っているのだが・・・。

  ひとつづつ捨てて最期の露の玉

 敬愛してやまない作者の師古舘曹人氏への追悼句である。「葬儀、告別式などすべて不要とされ、晩年は居所も明かされなかった。九十歳」とある。曹人氏もこの世の腥き関係を一つづつゆっくり捨てて最期を迎えられたのだ。

 〈初花や曹人さんに白湯供へ〉師曹人氏の魂は「露の玉」となり杏子氏の胸中に宿っているのだ。

  原発忌福島忌この世のちの世

 動詞、助詞の部分を全て省略した、漢字だけのような構成の句にして箴言性を持たせている。作者は平成二十三年春の東日本大震災の大災害を現世(この世)、後世(のちの世)に如何なる影響を及ぼすかを危惧している。現実には、人々の生活は震災以前の水準に戻ってはいないのが実状である。福島原発事故に至っては収束不能に等しい。かのチェルノブイリ原子力発電所事故が、数十年の年月を経ても当時の放射能性物質による環境汚染によって晩発生障害などが現在までも続いているという。我が国も福島原発事故が後世にどんな結果を露呈するのだろうか。

  母と眺めし遠山の朝櫻

 母上と楽しく語らいながら眺めた遥か山並の朝桜は、今年も変わりなく清清しい。〈つつましき母と巡りし花の寺〉日本列島を桜巡りしている作者が母上と巡った花の寺の桜吹雪がいちばん美しかったであろう。

  みちのくの花待つ銀河山河かな

 現実を切り取った句ではなく「みちのく」の一語で東日本大震災の惨劇を表出して叙情的な「銀河山河」へと紡いでいる。ある時、精神科医の香山リカ氏がこの震災の現状をテレビ等で毎日見つづけていると、日本人全体が鬱にかかるのではと警告をしたほどの大災害であった。掲句に戻るが、「銀河山河」ならば気宇壮大な句と思うが、三・一一と知れば喪われたものへの哀惜が深む。この未曾有の惨劇を思う時、杜甫の「春望」の「国破山河在・城春草木深」の一節が思い出される。〈みちのくや月のかをりの寒牡丹〉花は生きているのです。作者は、しずかに桜の咲く季節を待っている。

  炎天や伽藍をめぐる蝶の数

 日盛りの灼けるような空の下には、修行僧達の棲む伽藍の清浄閑静な空間を華やかな夏蝶がぐるぐると自由自在に飛び舞っている。まるで閑かな修行僧を惑わすかのように飛びまわっている。諧謔味のある楽しい句である。

  白寿者のひかりのさくら普賢象

 「文挟夫佐恵先生蛇笏賞」とある。本年一月で満百歳になられた「秋」名誉主宰文挟夫佐恵先生の第七句集『白駒』である。〈新緑や白駒過ぎゆく足早に〉。普賢象は花びらが多く色が幽玄で花の持っている豊かな情感がある八重桜である。この桜を比喩して「ひかりのさくら普賢象」とは最高のオマージュである。

  百観音結願の初櫻かな

  櫻花巡礼残花巡礼満尾

 二十年をかけて「西國四國坂東秩父」の日本百観音巡礼と八十八ヶ所の遍路吟行も結願満行となり、「捨ててこそ」の為に諸国を行脚した一遍の言葉を心身ともに受けとめて、いよいよ佳境の境地であろう。折りしも初桜の清清しいころに。

 後句の三十歳から重ねてきた、「日本列島櫻花・残花巡礼」も満尾。桜になぜこんなにも魅せられたのだろうか。「塗りの剥げたような重箱なのに、山桜の花びらが貼り付いたのが夢のようにきれいだった。あれが私の桜の原風景。」の文章を見つけて納得した。〈花巡る年重ねきて花を待つ〉ごゆっくりと花をお待ち下さい…。

  灰燼に帰したる安堵一遍忌

 平成二十五年八月十日、一遍の誕生寺寶巖寺の一遍立像が木堂と庫裡もろとも火災により灰燼となった。その日は作者の満七十五歳の誕生日でもあった。一遍象を天上に帰した安堵は「捨ててこそ」と同意義であろう。

 

☆三国 眞澄(みくに・ますみ「秋」同人「雪華」同人・「秋」五月号掲載)

※秋俳句会HP http://www.ne.jp/asahi/haiku/aki/index.htm
 
 
 

2014年6月23日月曜日

鈴木牛後『根雪と記す』・『暖色』を読む ~田中枢~


 
皆様、こんにちは。俳句集団【itak】二年目突破おめでとうございます。わたしは第6回からの常連で気付けばもう一年が過ぎ、琴似工業高校の生徒から社会人へとなりました。一日一日がとても大変ではありますが、せっかく俳句をやっていますので、自分の趣味というのも大切にしたいと思います。俳句はまだまだ勉強中ですが、【itak】参加者の皆様と交流する機会が多くなったことをとても嬉しく感じています。

今回は俳句集団【itak】幹事である鈴木牛後氏の『根雪と記す』・『暖色』を鑑賞させていただきました。自然を感じさせる句や生々しい句など様々なものがあり、とても楽しかったです。
 

『根雪と記す』より

 雑巾をミシンの進む日永かな

ミシンの上を雑巾が進む。なにげない情景ですがわたしはこれを、何年間か物置の奥底に眠っていたミシンで、ミシンを進ませると同時に被ったほこりも綺麗に拭われてるのかなと想像しました。地味ですね、実に地味。この句の良さは「日永」が引き立っていることと言っても良いでしょう。




『暖色』より

 花時のどしんと黒き雪捨場

雪解けも徐々に始める頃の雪はずっしりしていて、なにより黒ずんでいて汚いけれど、「花時」には春の予感とその地に芽を出す草花への期待が感じられます。他の汚い季語だったら、俳句全体が暗くなるので、「花時」を持ってきたのは巧みだったなと個人的に思います。


以下の句も綺麗な情景だなと思い選びました。


『根雪と記す』より


 待ち人の待ち人とゐてかたつむり

 バックミラーの破片のひとつづつに月



『暖色』より


 水澄みて古書店行きの本束ぬ

 雪の壁見上ぐベルリン遠く遠く



簡単ではありますが、田中枢の鑑賞でした。
今後も、皆様と楽しく俳句が出来ること心より願っておりますので、これからもよろしくお願いします。

 

☆田中枢(たなか・かなめ 俳句集団【itak】幹事見習 迅雷句会)



「句集スタイル」はこちら⇒http://www.marukobo.com/style/


 

2014年6月21日土曜日

鈴木牛後『暖色』を読む ~三品 吏紀~



 牛の糞父の拳のごとく凍つ


作者の住む下川町は、真冬には-30℃前後まで下がる。あらゆる物からあっという間に熱を奪い、凍り付いて活動を停止させてしまう寒さだ。牛の糞だろうがなんだろうがそのまま外に放っておくと、ガンガンに凍りついてしまう。
そして今でこそ鉄拳制裁するような父親はいないのだろうが、昔は父親に怒られる=ゲンコツが当たり前だった。そして硬く分厚いゲンコツをもらうのは大抵男の子。
牛の糞が父の拳のように硬く凍りつく。石や岩以上の硬さと質量を感じてしまうのは、やはり父親の存在感の大きさ故だろう。
父との在りし日の思い出が蘇るのか、それとも亡霊として記憶の片隅から出てきたのか、これは作者のみぞ知ると言ったところか。



 裸ひとつこの地に捨つるため稼ぐ



作者は自営業、それも自然や生命を相手に仕事をしている。
私も職種は違うが自営業なので、この句には非常に共感してしまう。
自営業というのはその地にどっしり腰を降ろし根を張って、生涯その仕事一本で生きていく覚悟をしなければならない。
「この地に捨つるため稼ぐ」というのは、かつて自営業になりたての頃の強い気持ちに満ちた過去の自分と、長年の日常に慣れきった、この地と生活から逃れられないという半ば諦めの様な現在の自分とが交錯しているような印象を受けた。
なにか最近の私の心境と重なってるように感じ、強く惹かれた句の一つだ。



 なまぐろく土の匂へる雪解靄



なまぐろく。漢字を当てはめるとすると「生黒く」ということだろうか。
雪に覆われた長い厳冬期を越え、ようやく顔を見せ始めた大地。雪解の土は水をたっぷり含みキラキラと艶黒く光る。
一踏みごとにズブブと足が埋まり、ぬかるんだ土の匂いと雪解靄が混じり合って、辺り一面を覆いつくす。
「なまぐろく」という言葉はまさに雪国の春先の大地を上手く形容していて、本当に鼻先に土の匂いがして来るような言葉だ。まさにこの句を引き立たせているように思う。



☆三品吏紀(みしな・りき 俳句集団【itak】幹事 北舟句会)


※俳句集団【itak】事務局より
鈴木牛後著 『根雪と記す』 『暖色』 は全く新しい句集作りの提案をする「句集スタイル」から発行されていますチェケラ!⇒http://www.marukobo.com/style/

2014年6月19日木曜日

『あまい!!!』より金子 敦を読む ~久才 透子~



 口開けしままの埴輪や鳥雲に       金子敦


私は、埴輪を見ると不安になる。
奥の見えない空洞って、それだけで苦手なのだが、 埴輪の目と口の空洞は、過去に繋がっているような、不思議な不安を感じるのだ。

鳥雲に、という季語には、古巣へ帰るようなイメージがある。 渡り鳥が、雲間に消えた時の寂しいような気持ち。
作者は何処こへ帰りたいのだろうか。


 陽炎の中に吾が影置いて来し              金子敦


実体はここにいて喋ったりしているけれど、自分を何処かに置いてきてしまったような時間
って、誰でもあるのではないか。


俯瞰している自分。この、幽体離脱感。とらえることのできない陽炎。そこに、自分の影が見えるような気がする…のではなく、自分自身で、影を置いてくる。


実体のないものに影を託す。
私は、なぜか逆に、強く生きていこうという気持ちを感じてしまうのである。深読みかもしれないけれど。


金子さんの句は、よく拝見しています。 普段はもっと、砂糖菓子を感じるsweetの甘さ。
優しい句が多く、読むとホッとします。
今回は、キラキラした砂糖菓子の甘さを、あまり感じませんでした。どちらかというと、ほんの少しの苦味や強さを含んでいるようです。

あまい、という言葉には、何種類か意味があります。 味があまい。考えがあまい。コースがあまい。甘い関係。など。
「あまい!」という題に、これらの句。なにか、深い意味があるような気がしました。



※『あまい!!!』より山田 耕司を読む ~青山 酔鳴~はこちら

☆久才透子(きゅうさい・とうこ 俳句集団【itak】幹事 北舟)




2014年6月17日火曜日

『第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場』観戦記



6月15日(日)雨 肉球が濡れるの、ヤダ(´・_・`)

どうも、野良猫です。
第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場の観戦に行って参りました。
出場校はこれまで俳句集団【itak】にも参加してくれている札幌琴似工業高校旭川東高校、そして初出場の小樽潮陵高校の3校でした。

当日会場となった札幌コンベンションセンターではワールドカップ・コートジボワール戦のためのパブリックビューイングが開催され、大ホール前では手荷物検査が行われていました。このひとたち全部俳句甲子園を見に来たのかと勘違いしてちょっと焦る(野良猫はスポーツがよくわからない)。

会場となる206会議室には出場者、応援の部員、引率の先生方、OBやご家族そして当ブログやメールなどで聞き知った俳人の方々も詰めかけ、一時は相当な熱気で空調温度の管理が難航。のちの試合の熱さを予想させるかのようでした。

審査員は5名。これまでよりも2名増員しての大会です。
審査委員長は当会代表・五十嵐秀彦さん。以下連なる審査員は久保田哲子さん、内平あとりさん、籬朱子さん、松王かをりさん。
北海道新聞社の取材も入り、カメラの音もかっこよくパシャパシャ響いています。

松山や旭川から来札のスタッフの誘導でくじ引きで対戦の順番が決められます。リーグ戦で3試合、全国大会行きの切符をかけての戦いです。
第一試合は旭川東高校対琴似工業高校、兼題は「燕」。
第二試合は小樽潮陵高校対旭川東高校、兼題は「梅干」。
第三試合は琴似工業高校対小樽潮陵高校、兼題は「南風」。 
旭東は女子5名のチーム。琴工は紅一点チーム。潮陵は黒一点チーム。
各校のカラーは様々です。開会式のあとすぐに試合が始まりました。

俳句甲子園地方大会は、各校5名一組が事前に提出した5句中の自選3句を先鋒戦、中堅戦、大将戦として句合わせをし、当日お互いに質疑応答(ディベート)を交わしあうという試合形式で進行します。質問されなければ自句自解ができないのがミソ。選手は自軍の句を全力で守り、相手軍の句に敬意を表しながらも攻めねばならない。う~も~ぅぅイライラする~~~!
戦いは作品点と鑑賞点の二種類で採点され、合計点の高いほうが勝ち、同点の場合は作品点が高いほうを勝ちとします。また相手の作品を貶したり揚げ足を取るようなディベートについては反則をとられるので、鑑賞にあたっては結構な頭脳戦になります。

見ている大人は楽しいのですが、壇上の選手たちはどうやら結構しんどいらしい。言いたいことの半分も言えなかったり、言いたいことがあり過ぎて聞き取れないほどの早口になっちゃったり、なるほどね、下手なスポーツよりもどきどきしちゃうかもしれません。

当日の試合結果は以下です。
作品とディベートの内容についても触れたいところですが、本選がこれからですからここは控えさせていただきましょう。

<第一試合>旭川東高校対琴似工業高校 兼題「燕」
 先鋒戦 旭川東5対琴似工業0で旭川東
 中堅戦 旭川東2対琴似工業3で琴似工業
 大将戦 旭川東3対琴似工業2で旭川東
 2-1で旭川東高校の勝利

<第二試合>小樽潮陵高校対旭川東高校 兼題「梅干」
 先鋒戦 小樽潮陵2対旭川東3で旭川東
 中堅戦 小樽潮陵0対旭川東5で旭川東
 大将戦 小樽潮陵1対旭川東4で旭川東
 0-3で旭川東高校の勝利

<第三試合>琴似工業高校対小樽潮陵高校 兼題「南風」
 先鋒戦 琴似工業0対小樽潮陵5で小樽潮陵
 中堅戦 琴似工業4対小樽潮陵1で琴似工業
 大将戦 琴似工業4対小樽潮陵1で琴似工業
 2-1で琴似工業高校の勝利

上記より
優勝・本選出場権獲得は2勝で旭川東高等学校
準優勝1勝1敗で琴似工業高等学校
惜しくも三位は2敗で小樽潮陵高等学校という結果になりました。

また最優秀句には旭川東高等学校の池原早衣子さんの作品が選ばれました。
当日の試合には出ていなかったものでしたが、審査員がみなさん推されたそうです。
閉会式ではこの他にも試合には出されなかった佳句が読み上げられ、観覧のみなさんにも知っていただけてよかったと思います。

今回は参加校が増えたためか、ディベートには勢いがあり、白熱する場面が何度もありました。制限時間内でそれぞれが出せる限りの力を出しているのを見て、観覧席からも時にどよめき、時に大きな笑いが巻き起こりました。この面白さを来年はもっと多くの方々に見ていただきたいものだと思いました。

地方大会は来週末にも何か所かで開催され、本選出場校が出そろったところで新たな兼題が発表となります。旭川東高等学校のみなさんは北海道の高校生代表として、松山で大暴れしてきていただきたいとおもいます!
3校の出場者のみなさん、関係者のみなさん、雨の中お疲れ様でした!
そして【itak】ブログのおかげさまで昼休みがあると勘違いさせられたお客様、お腹空きましたねぇ(´・_・‘)本当にごめんなさい。情報もらったのが前夜だったんですよぅ。野良猫も腹ペコでした!


来年は北海道の高校生が台風の目になれるよう、俳句集団【itak】は全力で道内の文芸部のみなさんを応援いたします!来年はお弁当を持って観に行きましょう!


以上野良猫がすっかり人間モードで書いちゃいました~にゃ~またにゃ~!


第17回松山俳句甲子園全国大会は8月23日(土)・24日(日)の二日間にわたって愛媛県松山市において開催されます。地方大会を勝ち残った各校と投句審査で選抜された36校の選手たちが俳句の本場・四国の夏を戦います。テレビでの放映などもあると思われます。情報が入り次第、【itak】ブログにおいても随時ご案内いたします。


 

2014年6月15日日曜日

瀬戸優理子 『結婚指環』 鑑賞 ~鈴木 牛後~



恋愛感情とはある種の脳内物質の働きで、それは3、4年ほどしか続かないものらしい。子どもを男女が協力して育てるには、それくらいの年月があればよく、その後は新しいパートナーを見つけて、より多様な遺伝子を残すのが生物としては有利だとういう理由とのこと。以上はネットで見つけた雑学。
このような説明から自分の心の動きを説明することは難しい。人間は、生物学的にのみ生きているわけではないから。


 芹噛んで透きとおる声賢治読む


向ふもじっと見てゐるぞ
清楚なたましひたゞそのもの(宮澤賢治「ある恋」より)


男女の関係に憧れだけを感じていた日々。
声もからだもどんなにか透きとおっていたことだろう。



 桃の日の少女返事す揺りかごに


揺りかごに眠る赤子はあの日の自分だ。何も知らずに眠るやすらぎ。でも、もう何か自分の中の変化を感じている。代々受け継がれてきた雛人形が、それをそっと耳打ちする。


 皿沈む水のゆらめき春愁い


皿を洗うという日常と、張った水の表面に浮かぶ心の揺れ。幸せでないとはもちろん言わないが、外の光は否応なく反射して眼のなかに飛び込んでくる。


夏の浜すとんと脱げる服を着て


ショーのように一枚ずつ脱いでゆくのではない。それではとても耐えられない。すとんと服を脱ぐというファンタジー。だから、その想像を自分に許すのだ。


 夜濯ぎの結婚指輪泡立ちぬ


泡まみれの結婚指輪。見えないほどの昼の汚れをつけた指輪も、夜濯ぎのたびにまたきれいになる。結婚生活とはそんなものなのかもしれない。


 鬼灯や全身染まるまで黙秘


鬼灯の官能が心臓に灯る夜。鼓動を相手に伝えるための黙秘。あかあかと自分を解放する日もまた。


 粉雪のように米舞う中華鍋


一転してやって来る日常。しかし、ヒロインとしての自分を捨てたわけではない。粉雪の冷たさと中華鍋の熱さ。その両方を兼ね備えて、結婚生活は続いてゆく。



☆鈴木牛後(すずき・ぎゅうご 俳句集団【itak】幹事 藍生)


※ごめんなさい昼休みがないそうです!【第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場のご案内(再々)】




俳句集団【itak】事務局です。

第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場のご案内です。

俳句集団【itak】にはこれまで札幌琴似工業高校旭川東高校が参加してくれていますが、両校の皆さんに加え、小樽潮陵高校も初参加で第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場が本日開催されます。
どなたでも自由にご観覧いただけます。

【itak】参加者の若手俳人たちが俳句とディベートで戦う熱い一日です。
お誘いあわせのうえふるってご観覧、ご声援くださいませ。
俳句集団【itak】の幹事たちも数名お手伝いさせていただきます。


★日時
  
  6月15日(日)10:30~14:00頃
  途中昼食の休憩はなく、通して開催されるそうです。
  ということで、お食事は持っていらしてください!

★場所
  札幌市白石区東札幌6条1丁目1の1

★お食事

 イ-アス札幌、セブンイレブンが近くにあるのでテイクアウトしてご来場いただくか、
 館内のレストラン「SORA」をご利用ください(※メニューはこちら)。
 また、飲み物の自動販売機が館内にございます。

★交通アクセス


①札幌駅、大通方面から地下鉄でお越しのお客様

地下鉄札幌駅より約23分、大通り駅より約21分
地下鉄札幌駅より南北線に乗り、大通駅で一度下車し東西線に乗換え東札幌駅で下車。1番出口を出て右へ進み、2つ目の信号を右折(北海道エナジティックの駐車場が目印)そのまま道なりに真直ぐ進むと前方にコンベンションセンターの正面が見えます。(徒歩約8分)

②新札幌方面から地下鉄でお越しのお客様


新札幌より約21分
地下鉄新札幌駅より東西線に乗り、東札幌駅で下車。2番出口を出て左へ進み、2つ目の信号を右に渡る(日本通運の大きな看板が目印)そのまま道なりに真直ぐ進むと前方にコンベンションセンターの正面が見えます。(徒歩約8分)

③駐車場

有料にて駐車場をご利用頂けます。

 

2014年6月13日金曜日

第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場のご案内(再)です。

 

俳句集団【itak】事務局です。

第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場のご案内(再)です。

俳句集団【itak】にはこれまで札幌琴似工業高校旭川東高校が参加してくれていますが、両校の皆さんに加え、小樽潮陵高校も初参加で第17回松山俳句甲子園地方大会札幌会場がいよいよ明後日、開催されます。
どなたでも自由にご観覧いただけます。

【itak】参加者の若手俳人たちが俳句とディベートで戦う熱い一日です。
お誘いあわせのうえふるってご観覧、ご声援くださいませ。
俳句集団【itak】の幹事たちも数名お手伝いさせていただきます。


★日時
  
  6月15日(日)10:30~14:00頃
  途中昼食の休憩を挟み、午前・午後の二部で開催します。

★場所
  札幌市白石区東札幌6条1丁目1の1

★お食事

 イ-アス札幌、セブンイレブンが近くにあるのでテイクアウトしてご来場いただくか、
 館内のレストラン「SORA」をご利用ください(※メニューはこちら)。
 また、飲み物の自動販売機が館内にございます。

★交通アクセス


①札幌駅、大通方面から地下鉄でお越しのお客様

地下鉄札幌駅より約23分、大通り駅より約21分
地下鉄札幌駅より南北線に乗り、大通駅で一度下車し東西線に乗換え東札幌駅で下車。1番出口を出て右へ進み、2つ目の信号を右折(北海道エナジティックの駐車場が目印)そのまま道なりに真直ぐ進むと前方にコンベンションセンターの正面が見えます。(徒歩約8分)

②新札幌方面から地下鉄でお越しのお客様


新札幌より約21分
地下鉄新札幌駅より東西線に乗り、東札幌駅で下車。2番出口を出て左へ進み、2つ目の信号を右に渡る(日本通運の大きな看板が目印)そのまま道なりに真直ぐ進むと前方にコンベンションセンターの正面が見えます。(徒歩約8分)

③駐車場

有料にて駐車場をご利用頂けます。

 

2014年6月11日水曜日

第14回俳句集団【itak】イベントのご案内(再)


第14
回俳句集団【itak】イベントのご案内(再)です。


俳句集団【itak】事務局です。
懇親会場が決まりましたので再告知をさせていただきます!
お暑い時期に入っていますから、移動距離を最短にいたしました!


○ 第14回俳句集団【itak】イベント

◆日時:平成26年7月12日(土)13時00分~16時50分


◆場所:「北海道立文学館」 講堂
     札幌市中央区中島公園1番4号
     TEL:011-511-7655


■プログラム■

 第一部 講演会 『 北海道の古民家について 』
 講 演 一般社団法人 北海道古民家再生協会 理事長 江崎 幹夫 

 第二部 句会(当季雑詠2句出句)

 <参加料>
 一   般  500円
 高校生以下  無  料(但し引率の大人の方は500円を頂きます)


※出来る限り、釣り銭の無いようにお願い致します。
※イベント後、懇親会を行います(実費別途)。
 会場手配の都合上、懇親会は事前のお申し込みが必要になります。 会場および会費など、詳細は下記詳細をご覧ください。



■イベント参加についてのお願い■

会場準備の都合上、なるべく事前の参加申込みをお願いします。
イベントお申込みの締切は7月9日とさせて頂きますが、締切後に参加を決めてくださった方もどうぞ遠慮なくこちらのメールにお申込み下さい。
なお文学館は会場に余裕がございますので当日の受付も行います。
申し込みをしていないご友人などもお連れいただけますのでどなたさまもご遠慮なくお越しくださいませ。
参加希望の方は下記メールに「第14回イベント参加希望」のタイトルでお申込み下さい。
お申し込みには下記のいずれかを明記してくださいませ。
①講演会・句会ともに参加(当日13時までに受付にて投句願います)。
②第一部講演会のみ参加

③第二部句会のみ参加(前日までにメール・FAXなどで投句して頂きます)。特にお申し出のない場合には①イベント・句会の通し参加と判断させて頂きます。

なお、第一部からご参加の方の投句の締切は当日13:00です。天候や交通状況で間に合わない場合等は、13:00までにこのメールにご投句ください。また、当日ギリギリに到着された場合は、受付にてすぐにご投句下さいませ。



■懇親会詳細と参加についてのお願い■

 会場:札幌パークホテル ピアレ(2階席)
    札幌市中央区南10条西3丁目

 時刻:17:30~19:30
 会費:3500円(飲み放題つき)

※イベント受付時にご精算をお済ませください。
※当日のキャンセルは後日会費を申し受けます。

準備の都合上、こちらは必ず事前のお申し込みをお願いします。
懇親会申し込みの締切は7月7日とさせて頂きます。
以降はキャンセル待ちとなりますがお問い合わせください。
参加希望の方はイベントお申し込みのメールに ④懇親会参加 とお書き添えください。

   
itakhaiku@gmail.com

ちょっとでも俳句に興味ある方、今まで句会などに行ったことのない方も、大歓迎です!
軽~い気持ちで、ぜひご参加ください♪
句会ご見学のみのお申込みもお受けします(参加料は頂戴します)。

北海道立文学館へのアクセス
※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には
①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両に
お乗りいただくと便利です。

大きな地図で見る