2019年10月12日土曜日

中島公園ぶんがく縁日2019のご案内


俳句集団【itak】です。
台風の状況が気になる週末のイベントのご案内です。
 
わたしたちのホーム、北海道立文学館では10/13(土)14(日)の二日間、「中島公園ぶんがく縁日2019」を開催します。

昨年に続きまして【itak】でも出店します。人気句集・歌集など破格頒布予定!
寂しく店番をしていますのでぜひ遊びにいらしてください。

また、10/14の午後には大学生による公開歌会・句会がございますので是非ともご観覧ください。もちろん【itak】の学生たちも出ます! 
 
日時:2019年10月13日(日)、14(月祝)9時半~17時

場所:北海道立文学館(中央区中島公園1番4号)

13日14時から15時半

  文芸トーク「エッセイを書くということ」 乾ルカ氏
  定員80名入場無料・要申込(9/27より受付中)
 
14日14時から16時

  大学生による公開歌会・句会
  定員60名入場無料。 こちらには【itak】の大学生たちが出ます!




2019年9月4日水曜日

第45回 俳句集団【itak】イベントのご案内(鈴木牛後句集頒布会有)

俳句集団【itak】事務局です。

すっかり秋めいてきた札幌です。
蛙のお話を伺った第44回イベントは64名の参加を頂き開催されました。
俳人はとにかく蛙が好きなんだなあと思う一日でした。

遅くなりましたが第45回イベントのご案内です。


 

    と き    2019年9月14日(土)13時~16時50分
    ところ   北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1-4)

  ◆第1部  <大道仮説実験>講座 『見えないものが見えてくる』

 
           講 師  樋栄 邦直(NPO法人「楽知ん研究所」)
  ◆第二部    句 会 当季雑詠(2句出句・3句選)
  ◆参加料    一般500円 高校生以下無料

受付開始12時半。投句締切午後1時。欠席投句はお受けしておりません。
※懇親会のお申込みも承っております。お問合せ下さい。

ちょっとでも俳句に興味ある方、今まで句会などに行ったことのない方も、大歓迎です! 軽~い気持ちで、ぜひご参加ください♪句会ご見学のみのお申込みもお受けします(参加料は頂戴します)。

休憩時間等を利用して、鈴木牛後さんの句集「にれかめる」等の頒布会を行います。
ご本人による手売りです。是非お買い上げくださいませ。

イベント後・懇親会、二次会のご案内
 
◆会場:地の酒地の酉・まる田 七番蔵
    札幌市中央区南2条西4 フェアリースクエアビル1階
◆時刻:17:30~19:30
◆会費:4000円(飲み放題つき・イベント受付時に精算)
※必ず事前にお申込みください。懇親会の締切は9月10日です。以降はお問い合わせください(できる限り対応いたします)。キャンセルは基本的に前日まで、当日の場合は後日会費を申し受けます。
※当日のキャンセルは後日会費を申し受けます。
※店舗準備の都合上、懇親会は必ず事前のお申し込みをお願いします。




北海道立文学館へのアクセス
※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には

①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両にお乗りいただくと便利です。

 

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映画『ずぶぬれて犬ころ』上映のおしらせ

俳句集団【itak】です。
映画『ずぶぬれて犬ころ』上映のおしらせです。


岡山県に生まれ25歳という若さでこの世を去った俳人・住宅顕信(すみたくけんしん)。

 5・7・5の字数にとらわれない自由律俳句を詠み、生涯に残した俳句はわずか281句。

22歳の時に得度し浄土真宗本願寺派の僧侶となった。

空前の俳句ブームと言われる現在、その死後に日常をテーマとした俳句と生き様が脚光を浴びている。

その俳句と共に生きた稀有な人生を、生きづらさを感じながら生きる現代の中学生と重ね合わせて描いた『ずぶぬれて犬ころ』。
KINOフライデーシネマにて一度きりの上映です。

上映後、本田孝義監督のトークがあります!

https://www.theaterkino.net/?news=news-456


日時:2019年9月6日(金)  18:20~(終了20:20/予告なし)
場所:シアターキノ (中央区狸小路6丁目南3条グランドビル2階)
入場整理番号付前売1500円(当日1800円)
  KINO
会員前売1000円(当日1200円)
特別上映のため、シニア・学生などの各種割引はございません。
招待券・パス券はご利用いただけません。
クラウドファウンディングのリターンチケットは使えます。

『ずぶぬれて犬ころ』公式HP⇒http://www.zubuinu.com/


 

2019年7月21日日曜日

第44回イベント抄録 『俳句の中に出てくるカエルの生態』




「古池や蛙とび込む水のおと」の「おと」は
「ドボン!ドボン!ドボン!」だった!

第44回イベントは、高井孝太郎さんに『俳句の中に出てくるカエルの生態』という題名で講演をしていただきました。高井さんは北海道大学北方生物圏フィールド科学センターや「北海道爬虫両生類研究会」でカエルの研究に打ち込んでおられます。

◆略歴
1979年、帯広市生まれ。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター学術研究員。水田など身近な環境にいる生き物に興味を持ち、その中でも代表的なカエルの生態を研究して15年になる。

◆講演詳報
カエルは世界におよそ6700種、日本に48種いるそうです。
不思議な生態を持つカエルも多く、例えば、寒冷地に住んでいるアカガエルの仲間はかちんこちんに凍っていて解凍して息を吹き返します。オーストラリアの乾燥地帯にいるカエルは蟻塚でシロアリを食べながら生きています。さらに空跳ぶカエルもいて、モモンガのようにひれのところを発達させて滑空します。
北海道のカエルですが、在来種は春先に見かけるエゾアカガエルと、田んぼや草原で見かけるニホンアマガエルの2種です。エゾアカガエルのオタマジャクシは、外敵に食べられないよう頭を膨らませる。世界でも例のないカエルです。
さらに北海道の外来種のトノサマガエルのDNAを調べると、兵庫県や島根県から来ている個体が石狩平野に広がっていることが分かります。トノサマガエルにそっくりなトウキョウダルマガエルは東京・町田市が由来です。

俳句の本題に入ります。春の季語の時期に繁殖するカエルは、ヤマアカガエル、ニホンアカガエル、ニホンヒキガエル、アズマヒキガエルがあり、北海道だとエゾアカガエルになります。夏はモリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、北海道ではニホンアマガエルなどが該当します。
渓流などきれいな流れのところに住むカジカガエルは、かなり澄んだ声で鳴きます。昔、俳句を作った方々が聞いたのはカジカガエルが多いのではないでしょうか。
有名な句に、松尾芭蕉の「古池や蛙とび込む水のおと」があります。このカエルがどのカエルなのか、僕なりに分析してみました。

「蛙」なので春の季語。文献を読むと、詠まれた場所は深川(今の東京都江東区深川)の芭蕉庵。この時期に池の周りをたむろしているカエルは、ニホンアカガエル、トウキョウダルマガエル、アズマヒキガエルです。繁殖の準備でニホンアマガエルも出てきているかもしれません。
この中で跳び込むという動作を行うのは、主にトウキョウダルマガエルになります。
じゃあ跳び込む音はどんな音だろうかと。
僕も最初は「ポチャン」という音を連想しました。でも芭蕉が生きた時代は環境が良くて、たくさんのカエルがいたことと思います。そうしたら「ドボン!ドボン!ドボン!」という音になります(会場笑)。芭蕉が見たのは複数のカエルだと思います。
それから小林一茶の「やせ蛙まけるな一茶これにあり」。これも諸説あるんでしょうけど、武蔵国で「蛙合戦」を見たときの句だというのを読みました。蛙合戦というと今も昔もヒキガエルです。一茶は、ヒキガエルが繁殖のために大集団になっている景色を見たのだと思います。押しくらまんじゅうのようにわんさかいて、一つのつがいが池に入ると、5、6匹のオスが集まってきてメスを巡って争います。

◆代表五十嵐秀彦さんとの質疑応答
(五十嵐さん)「古池や」の句の蛙は複数だったということですか。この句の蛙が単数なのか複数なのか結構前から議論になっているんです。この句を英語に翻訳するときに、「S」を付けるか付けないかで問題になったんです。結論の出る話ではないんですが、「ポチャン」という印象でみんな思っていたようですが、今はたぶん複数なんじゃないかという説が強くなってきています。ですので「カエル複数説」の重要な発言がありました(会場笑)。これは夜だったんでしょうか、昼だったんでしょうか。

(高井さん)たぶん日中だと思います(会場笑)。

(五十嵐さん)それはこの句に対する先入観を裏切る話なんです。

(高井さん)実は単数か複数かいうことにはかなり思い込みが強いんです。昔の芭蕉がいた時代なら、おそらく自然がすごく残っていると。そんな中でそんな池があったらカエルの数が一匹じゃすまないだろうという先入観から複数です。なおかつ自分の調査の体験から、「ドボン!ドボン!ドボン!」となったんじゃないかなと思いました。実は、夜はカエルはあんまり動かないんです。僕もトノサマガエルやトウキョウダルマガエルを捕まえるときは、夜にライトを照らして近づくんです。そうすると、よっぽどカエルの横に足を入れたりしない限り、動かないんです。ですので芭蕉が池の周りをぐるっと回って、カエルを捕まえてやるぞという勢いで回ってるのなら、もしかしたらカエルを踏みそうになって、池に跳び込んで「ポチャン」と鳴ったかもしれないですけど。ただ、もし池に近づいたというだけなら、カエルが跳ぶというのは日中じゃないと見られないと思います。

(五十嵐さん)ものすごい指摘だと思いますが、近づいたから跳び込んだんでしょうか。

(高井さん)多分そうだと思います。ただ、何もしなくても跳ぶこともあるんです。でももし何か一匹が跳び込んだら、その音に驚いて他のカエルも跳び込むことがあるので、近づいて跳び込んだかどうかは分からないですね。

(五十嵐さん)ほとんどの人は、この句は夜で、しかも芭蕉は庵の中にいて聞いたと思っています。もちろんはっきりしたことは分からないけど、昼間で、芭蕉は外を歩いていて、カエルは複数で「ドボン!ドボン!ドボン!」と落ちた。これはすごい新説です。おもしろいです。

(高井さん)確かに僕も初めてこの句を詠んだときに抱いたイメージは、家の中で聞いていて、夜など静かなとき、なおかつ一匹ポチャンと行ったのかもと思ったんですが、実際に夜と朝、繁殖期と非繁殖期とカエルを追いかけて、改めてこの句と向かい合うと、そっちじゃないかなと思ったんです。

(了)


2019年7月14日日曜日

第44回俳句集団【itak】イベントは無事終了しました

昨日は俳句集団【itak】の第44回イベントにお越しいただきまして誠にありがとうございました。
講演会『俳句の中に出てくるカエルの生態』はいかがでしたでしょうか。
漫才あり唄あり踊りありと楽しい時間を過ごしました。どうぞご感想などをお寄せ下さいませ。
今回は64名のみなさんにご参加いただき、投句総数も124句となりました。
久しぶりに高校生が参加、今来てくれている大学生の数年前のことを懐かしく思い出しました。
当日ご参加下さった方も多く、心より感謝いたします。抄録は後日公開いたします。

次回は年が明けまして9月14日(土)13:00から、北海道立文学館・地下講堂にて開催の予定となっております。
NPO法人「楽知ん研究所」・樋栄邦直さんによる<大道仮設実験講座>『見えないものが見えてくる』を行います。
科学実験ってなんだかワクワクしたでしょう?子供の心に戻って楽しみましょう。
みなさまお誘いあわせのうえご参加くださいませ。

詳細はメール・ブログ・Facebook・ツイッターなどで改めてご案内させていただきます。
以下のメールアドレスに随時お問合せくださいませ。 
 



ひとまずは取り急ぎの御礼まで。
今後とも俳句集団【itak】をどうぞよろしくお願いいたします。
 

俳句集団【itak】幹事一同