2013年11月8日金曜日

【参加者近況】 札幌琴似工業高校文芸部誌『風花舞』



俳句集団【itak】です。

うれしいお知らせを頂きました。
いつも【itak】に参加してくれている札幌琴似工業高校文芸部の部誌『風花舞』第23号が全道文芸研究大会において最優秀賞に選ばれたということです!
部員個人の受賞も多数あるということで、日頃の彼らの活動を知るわたしたちにとっても喜ばしい出来事です。心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます!

これを機会にこれからもより一層、文芸部の活動に情熱をもって取り組んでいってください。
俳句集団【itak】に参加することも、実力を磨く一助となればなによりです。


北海道札幌琴似工業高等学校全日制HP
http://www.sapporokotonikougyou.hokkaido-c.ed.jp/zen-top/framepage1.htm



そんな未来ある若人と共に句座を囲んでみませんか?
第十回俳句集団【itak】イベントは
明日11/9(土)13時から、道立文学館にて開催です(ちゃっかり宣伝)。



<俳句集団【itak】第十回イベント 朗読会・句会>

◆日時:平成25年11月9日(土)13時00分~16時50分
◆場所:「北海道立文学館」 講堂
     札幌市中央区中島公園1番4号 TEL:011-511-7655



■プログラム■
◎第一部 朗読会

~解説と朗読~
『アメリカの詩と私の詩』
詩人 矢口以文

◎第二部 句会(当季雑詠2句出句)


<参加料>
一   般  500円
高校以下    無  料 (但し引率の大人の方は500円を頂きます)


※出来る限り、釣り銭の無いようにお願い致します。
※当日の受付も行います。
※懇親会のお申し込みは締め切りましたが若干数の調整ができます。
 ご希望があれば当日13時までに受付でお声掛けください。


■懇親会詳細■

会場:キリンビール園 本館 スペースクラフト(パークホテルの向かい)
時刻:17:30~19:30
会費:4500円(焼肉3種食べ放題・飲み放題つき)
※当日キャンセルはキャンセル料を申し受けます。


お問合せ先 itakhaiku@gmail.com

2013年11月7日木曜日

俳句集団【itak】第十回 朗読会・句会は明後日です!


こんばんは。俳句集団【itak】です。


日没時刻がすっかり早くなりました。
第十回俳句集団【itak】のイベントは今回も予定通りの開催です!

申し込みの締め切りは過ぎましたが
講演会・句会共に当日参加を受け付けております。
懇親会のご参加についてもご相談ください。
それでは最終告知と参りましょう。



日時:平成25年11月9日(土)13時00分~16時50分

場所:「北海道立文学館」 講堂

      札幌市中央区中島公園1番4号
      TEL:011-511-7655


 
  
■プログラム■



第一部 朗読会


~解説と朗読~

 
『アメリカの詩と私の詩

    
          詩人 矢口以文 


 
 


第二部 句会(当季雑詠2句出句)

★矢口以文氏の著書および、当会幹事・山田航氏の歌集『辺境』の頒布も致します。
 会場にてお声掛けくださいませ。

 

<参加料>
一    般  500円
高校以下  無  料  (但し引率の大人の方は500円を頂きます)
※出来る限り、釣り銭の無いようにお願い致します。

※当日の受付も行います
※懇親会のお申し込みは締め切りましたが若干の調整ができます。
 ご希望があれば当日13時までに受付でお声掛けください。


■懇親会詳細■

会場:キリンビール園 本館 スペースクラフト(パークホテルの向かい)
時刻:17:30~19:30
会費:4500円(焼肉3種食べ放題・飲み放題つき)
※当日キャンセルはキャンセル料を申し受けます 
 

お問合せ先
itakhaiku@gmail.com

ちょっとでも俳句に興味ある方、今まで句会などに行ったことのない方も、大歓迎です!軽~い気持ちで、ぜひご参加ください♪
句会ご見学のみのお申込みもお受けします(参加料は頂戴します)。
 

北海道立文学館へのアクセス

※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には
①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両に
お乗りいただくと便利です。





2013年11月5日火曜日

北海道文化賞贈呈式 ~平成25年11月4日~


 


俳句集団【itak】事務局です。

11月4日午後、晴れた晩秋のさわやかな空気の中、北海道文賞贈呈式がホテル札幌ガーデンパレスに於いて行われました。ご家族の皆さんや現俳協の方々と共に、【itak】幹事も数名列席させていただきました。

北海道文化賞は久富淑子氏(バレエ)、水越武氏(写真)、安田侃氏(彫刻)の三氏、北海道文化奨励賞は井田重芳氏(吹奏楽)、高橋三太郎氏(木工)、そして当会代表の五十嵐秀彦氏(俳句)の三氏がそれぞれ賞の贈呈を受けました。

書家・中野北溟氏による揮毫もすばらしく、高橋はるみ知事が細い腕を震わせながら贈呈される様子にも感慨深いものがありました。また、受賞のスピーチでは受賞者それぞれの来し方などを伺い、この賞の歴史・意義、北海道の文化の状況などにひと時思いを馳せました。

五十嵐秀彦氏はこの際、その多くの内容を俳句集団【itak】について割かれ、それはご参加くださっているみなさま方に対する感謝と、これからもより一層のお力添えをお願いするものであったと感じました。この受賞をひとつのバネとし、これからも辺境の文学シーンをより生き生きとした座とするべく、俳句集団【itak】は在りたいと思います。みなさますべてが、この当事者となってくださいますよう、心より願うものであります。


俳句集団【itak】イベントも第十回となり、いよいよ今週の土曜日に迫りました。年内のイベントはこれにて終了となります。締め切りは6日ですがこれは準備の目安で、これ以降のご参加お申込み、当日直接会場へのお越しも大歓迎です。みなさんの存在と言葉のひとつひとつがすべて【itak】そのものです。多くの方のご参加をお待ちしております。

俳句集団【itak】幹事一同



<俳句集団【itak】第十回イベント 朗読会・句会>

◆日時:平成25年11月9日(土)13時00分~16時50分
◆場所:「北海道立文学館」 講堂
     札幌市中央区中島公園1番4号 TEL:011-511-7655



■プログラム■
◎第一部 朗読会

~解説と朗読~

『アメリカの詩と私の詩』
詩人 矢口以文

◎第二部 句会(当季雑詠2句出句)


<参加料>
一   般  500円
高校以下    無  料 (但し引率の大人の方は500円を頂きます)


※出来る限り、釣り銭の無いようにお願い致します。
※当日の受付も行います。
※懇親会のお申し込みは締め切りましたが若干数の調整ができます。
 ご希望があれば当日13時までに受付でお声掛けください。


■懇親会詳細■

会場:キリンビール園 本館 スペースクラフト(パークホテルの向かい)
時刻:17:30~19:30
会費:4500円(焼肉3種食べ放題・飲み放題つき)
※当日キャンセルはキャンセル料を申し受けます。


お問合せ先 itakhaiku@gmail.com



2013年11月1日金曜日

青山酔鳴「厨」十句(『群青』)を読む ~五十嵐秀彦~


 
青山酔鳴「厨」十句(『群青』)を読む
 
 
五十嵐秀彦

 

結成されたばかりの同人誌『群青』、その創刊号をいただいた。
この俳誌の柱となっているのは櫂未知子と佐藤郁良の二人らしい。
佐藤郁良は開成高校の教師として、俳句甲子園の常勝校を育て上げた人物で、櫂未知子と同じ「銀化」の主要同人のひとりである。
『群青』に作品を発表している俳人には開成高校OBの名もあれば、仲寒蝉、興梠隆の名もあり、構成メンバーを見ても興味深い同人誌の誕生だと思う。
 

薄いがその青色に気迫を感じる表紙を開くと、同人作品の最初のページに、いきなり青山酔鳴の名前が!
酔鳴といってもピンとこないかもしれないが、皆様ご存知の人である。
俳句集団【itak】会場でいつも受付や裏方など獅子奮迅の活躍をしている早川純子の俳号なのだ。
これはしっかりと読ませていただこう。
 

青山酔鳴 「厨」十句より
 

削ぎ落とす木耳といふ森の耳

 
キクラゲという名の茸はクラゲなのやら耳なのやら。もともと茸と書くぐらいなので、まあ耳なのだろう。それを削ぎ落とすというのだ。
思わずゴッホとゴーギャンの関係などを思い出しもする展開。
木の痛みが伝わってくるようだ。
座に「森の耳」と書いたのだから、「木耳」ではなく「キクラゲ」と書く手もあったかもしれない。
いずれにせよ上5の「削ぎ落とす」のインパクトが全体を支配していて気になる句となっている。


骨しやぶる犬にメロンは与へない

 
もともと犬にメロンなどやる気はないのだ。
犬は骨をしゃぶっている。古典的である。アメリカのコミックのようでもある。
そんな犬がかわいいのである。
そして、そんな犬をかわいいと思っている自分に、ご褒美のメロンを与えるのである。
 
 
割礼の花ズツキーニ揚げにけり

 
ズッキーニって季語なのかね?
南瓜の一種なので、同じように花は夏の、実は秋とするのか。
で、これは花なのか、実なのか。
揚げるのだから実なのだろう。ズッキーニの天ぷらが美味しいという話を聞いたことがあるし。
じゃあ「割礼の花」とは何か。
という具合につぎつぎと疑問が湧いてくる句だ。
その意味で、成功しているのかどうか、もやもやする句ではあるが、わからないなりに全体の調子が意外と良いのである。
不思議な「言い切り」感が小気味良いのだ。


玉葱刻む亭主膾にしたるあと


今回の「厨」10句中、一番の句だと思う。
「膾にする」は、料理の膾ではなく「めった打ちにする」ことなのだろう。
なんとまあ。しかし辞書にそう書いてあるのだからしようが無い。
原因は何か知らないし、知りたくもないが、ご愁傷様なことである。
「玉葱刻む」こちらは本来の膾であろう。
居間では亭主がKOされてのびている。
やれやれ・・・。


厨には浄土あるいはかき氷

 
そんなわけで(どんなわけだ?)、作者にとって厨(キッチン)は聖地(解放区?それともアジール?)なのだ。
そこには様々な食材とともに、色とりどりの物語が点在している。
「浄土」なのである。「彼岸」なのである。
そして「かき氷」なのである?
この強引かつ奇天烈な転換が作者の持ち味であり、現在なのであろう。

10句中半分の5句に触れてみた。
他の句も非常に個性的である。個性的な発想、着想をまだ少々ナマのままに句としているようにも見える。
この後、まだまだ変化し、化け続けそうな作家であろう。
化けるためには多作と多読。
すでに作者はそれを始めているのに違いない。 



同誌には、やはりitakでおなじみの栗山麻衣の作品も載っている。
機会をみてそちらにも触れさせていただきたい。


(以上)

 

☆五十嵐秀彦(いがらし・ひでひこ 俳句集団【itak】代表 雪華同人 藍生同人)

 

2013年10月30日水曜日

『あすてりずむ vol.3』を読む ~鈴木牛後~

 
『あすてりずむ vol.3』を読む
 
 
~鈴木牛後~
 


先日、隣町のセブンイレブンに行って「あすてりずむ vol.3」を入手してきた。わが家からセブンイレブンまで 20km、車で30分ほどかかる。面白そうなネットプリントがたくさん発行されていて、読みたいと思うことも多々あるのだが、簡単には行けないのが田舎の辛いところだ。



さて、「あすてりずむvol.3」、小さいながら洒落た体裁だ。俳句を並べるだけなら私にも作れそうだが、読んでもらうためにはデザインも大事。残念ながら、こういうセンスは私にはない。やるなら、センスのある人と組まなければ。【itak】にもひとりくらいそういう人がいるんじゃないかな。

それでは好きな句を挙げさせていただく。



 指先のナンの熱さよ小鳥来る 後閑達雄

ナンといえば、膨らんでいないパンのようなもの。これを自宅で作って食べる人は日本ではあまりいないだろう。たいていはカレー屋で、カレーと一緒に食べるのではないか。

私が田舎者だからかもしれないが、ここで感じるのは本格的なカレー屋に入るというちょっとした祝祭感だ。恋人と一緒なのかもしれない。出てきたナンをさっそく摘めば、思いのほか熱かった。「熱い!」などと言いながら二人で笑い合う、そんなささやかな幸せに小鳥来るという季語が寄り添っている。


 電卓に0(ゼロ)光りたる秋の暮 後閑達雄

今の電卓は液晶だから、数字は黒く色が変わっているだけで光ってはいない。だからこの句は、かつて緑色に数字が光っていたころの光景だろう。わが家に電卓が初めて現れたのは小学生の頃だっただろうか。どんな難しい掛け算や割り算も一瞬にして答が出るのが面白く、しばらく遊んでいたような記憶がある。1分間に何回キーを押せるか、という競争を友達としたこともあった。「1」「+」と押してから「1」を押すと、押した数だけ数字が積み上がっていく。そうやって飽きずに遊んでいられた子どもの頃、気がつくと液晶だけが光り、外は夕闇が迫っていた。


 達筆の文字読み取れぬ帰燕かな 金子敦

昔は達筆、というより読めない筆跡の人が多かったように思う。若い頃から書道を習っていたりしたことに加え、仮名も今では使わないような難しい字を使いこなすからだ。母方の祖母はそういう字を書く人で、手紙を読むのも大変だったことを憶えている。

作者もきっと亡くなった祖父母の書いた手紙か原稿を読んでいるのではないだろうか。もうこの世にはいないので、何と書いてあるのか尋ねてみることもできない。あれこれ悩んでいる窓の外を燕が帰ってゆく。燕は遠い国との間を軽々と行き来できるのに、作者は手に触れている作者の意志さえ掴めないでいる、そんなもどかしさが掲句から感じられた。


 コスモスや裏手に男子更衣室 小早川忠義

男子更衣室を詠んだ俳句は非常に珍しいのではないか。何だか意味もなくドキリとした。

学校の男子更衣室はとても騒がしいところだ。ただでさえうるさい男子が狭苦しいところにひしめき合うのだから当然だろう。パンツの柄がヘンだとか、すね毛が濃いだとか、どうでもいいような話題で笑い合う。その声は校舎の外にまで響いていて、花壇の手入れをしていても聞こえてくる。花壇は今はコスモスが盛り。男子更衣室の爆弾のような喧噪も、コスモスの花畑を通ればたちまち青春の香りに変わるような気がする。



☆鈴木牛後(すずき・ぎゅうご 俳句集団【itak】幹事 藍生)