2014年1月31日金曜日

「 未熟記 」   のぶじい





 
 
 
☆川中伸哉 (かわなか・しんや)
 1996年生まれ。琴似工業高校年生、文芸部部長。
 平成24、25年度俳句甲子園札幌大会出場。
 北海道高等学校文化連盟 第九回石狩支部文芸コンクール・俳句部門 佳作
 
 
※五句目「初夏や」は「初夏の」の誤植でした。お詫びして訂正いたします(事務局)。
 
 

7 件のコメント:

  1. 「猫の恋…」 「波乱の色」という表現にオリジナリティを感じました。

    「仏像の…」 大きな仏像と小さな天道虫の取り合わせが良いと思います。

    「初夏や…」 《素っ裸太平洋を笑ひけり》を知っている身としては、小粒に感じます。

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  2. 松王かをり2014年2月8日 23:19

    「猫の恋」の句、白猫と黒猫の 恋かしら・・・波乱含みの恋なんて、大真面目に猫の恋を詠んでいることの面白さ。
    「仏像の」の句、仏像と天道虫の対比はとても興味深いのですが、「仏像」と「逝く」は、ちょっとつきすぎか?むしろ天道虫が生き生きとしている方がいいような気もしますが、どうかしら・・・

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  3. 小笠原かほる2014年2月11日 11:01

    「猫の恋」の句、波乱あっての恋・・。実って欲しいですね。(猫も人間も!)「仏像の」句、「仏」「逝く」は確かにつきすぎかと思いましたが最期は仏像の足元と知って天道虫は果てたのだと思いたい一句。

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  4. 渡辺とうふ2014年2月12日 0:27

    明るいですね、いいですね。この先、ここからどれくらい冒険できるか、遊べるか、試してみたくなる時期がくるでしょう。「芋地蔵」の句が好きです。

    とうふ

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  5. 猫の恋波乱の色の白と黒

    白と黒のモノトーン。波乱の色から最も遠いと
    思うが、<猫の恋>なら波乱も納得できる。


    仏像の足元で逝く天道虫

    天道虫は名前のせいか、背中の星のせいか
    昆虫ならざる気配がある。人には知ることの出来ない
    仏像と天道虫の物語がありそう。

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  6. 初夏や太平洋に潜りけり

    北海道では太平洋側の海で泳げるところが少なく、ここは何処なんだろう…と、
    しばし考えました。ものすごく寂しい景色の海を潜っているのを想像してしまいました。

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  7. 猫の恋波乱の色の白と黒
     白猫と黒猫がけんかしてるのか?波乱の色の入り混じるでいいのでは

    短夜や乳足らぬ児の呻き声
     これはこれでいいがじじくさい
     足らぬより欲しきあたりで素直

    仏像の足元で逝く天道虫
     逝くが擬人法でアウト、足元で死すでオーケー

    菜の花の海に溺れる芋地蔵
     芋地獄が言い過ぎ、菜の花の海に溺れるごとき芋 で充分

    (※事務局註:俳句甲子園に勝つための添削を頂きましたので事務局が代理で投稿しました)

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