『 かほるんが読む 』 (その1)
~第6回の句会から~
小 笠 原 か ほ る
みなさまはじめまして、小笠原かほると申します。
「かほるんが読む」(事務局が可愛い呼び名を付けてくれました!実物は・・申し訳ありません) を書かせていただく事になりました。
俳句とのご縁はまだまだ浅くわたしが読む(汗) のは100年早いのですが
「こんな初心者もいるのね」 と思って下さればありがたい事でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
カンバスには呪詛斑れ雪にはジェッソ
カッコイイ句!私にはまず詠めないような句。
深い意味があるのだろうな。
俳句を始めてから気がついた事は自分は漢字に疎い事( 国語は好きだったのだが)
文法がなってない事。井戸端話しならテンポはいいのだが・・。
いつかこういう一句を詠んでみたい。
ふきのとう今夜は主役だ友つどう
春を告げる香り。
冬眠から目覚めた熊も最初に食べるらしい。
旬のものはそれぞれの季節にあるけれど閉ざされた冬からの開放時 期の
味は格別かもしれない。 ふきのとうの料理を囲み賑やかな友との語らい
が聞こえるようだ。
春はあけぼの誰れにでも似合う服
明け方が一番美しい季節の春。晩秋からモノトーンを装おっていた
ショーウィンドウには眩いとりどりの色がお目見えする。
街も人も心も静から動へ変わって行きどこかわくわくした気持ちに
なるのが春。
凍り道奥歯噛みしめ春ショール
凍った道は本当に怖い。奥歯も足の指先もふくらはぎも腰の辺りも
妙に力が入り歩行は肩が凝る。 気をつけているのに転び骨折したりもあるから
怖い怖い。 巻かれた春ショールがそんな気分を少し軽くしてくれるのだろう。
(つづく)
(つづく)
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