俳句集団【itak】第14回イベントを終えて
「好奇心こそ表現の原動力」
五十嵐秀彦
第14回イベントも12日(土)に41名の参加者を集め、盛会のうちに終了しました。
今回の第1部企画は、古民家鑑定士の江崎幹夫さんの講演「北海道の古民家について」。
古民家鑑定士って?
北海道に古民家なんかあるの?
おそらく当日参加のほとんどの人にとって未知の世界の話だったと思います。
それゆえ興味津々でした。
~自然乾燥させた木材は年数がたつほど堅牢になる。古民家がCO2を吸収している。木造建築は本来百年以上持つ。~などなど。
江崎さんのお話は期待に違わず大変面白く驚きにみちたものでした。
近日中に抄録をUPいたしますので、ご期待ください。
古民家の話って俳句と関係あるのか、と思う人もいるかもしれません。
私たち俳句集団【itak】はさまざまな分野の方々から毎回いろいろなお話を聴けるように企画を検討しています。
俳句のテーマはもちろん、他の文芸のこと(これまで短歌や現代詩の企画もしてきました)、文芸とは直接関係ない分野のお話し(ハンター、日本酒造り、現代音楽など)を、講演やトークショー、シンポジウム、朗読会などの形で実施してきました。
俳句のことしか知らない、ほかのことは勉強しない、というのでは、結局俳句の世界を小さくしてしまうと思うからです。
好奇心こそ表現の原動力のはず。
itakはこれからも意欲的な企画を展開していきます。
また、そのための情報提供はいつでも歓迎です。
あの人の話をitakで聴きたい、itakでこんなことをやらせてくれないか、というようなご希望があればいつでもご相談にのります。
連絡ください。
ただしitakは資金がありませんので、講演料は現在のところお支払いできません。イベント後の懇親会に無料ご招待させていただくことぐらいしかできません。
itakの活動に御理解いただき御協力をいただいているのが現状です。
いつか講演料を払えるようになるために、これからも努力してまいります。
第2部の句会は、いつもの高校生諸君が学校祭と日程重なってしまって欠席だったのが少し淋しかったですが、小学生の投句が好評だったり、新鮮な切り口の句に点が集まったり、楽しい句会となりました。
今回から進行を若干変更し、句評に時間をさけるようにしてみました。
多少は効率的になったのではないかと思っています。
俳句のイベントですから、句会がとても大切なのは当然です。
しかし、itakは500円ワンコイン、2句を持って、誰でもふらりと自由に参加できる句会という趣旨でやっているため、句会運営については毎回多少混乱もします。
いつも反省・工夫しながら次の句会に向かっていこうと思っていますので、参加者の皆様にはこれからもご協力をお願いすると同時に、よりよい句会のためのアイデアなど出していただけると助かります。
itakには幹事がいますが、幹事はあくまで幹事であって、itakは参加者みんなのものです。
これからも北海道の俳句の活性化のためにお力をお貸しください。
次回第15回イベントは9月13日(土)午後1時~。いつもの道立文学館地下講堂です。
北星学園大学名誉教授の平倫子さんの講演「ラフカディオ・ハーンの真面目(しんめんもく)~《一つの民族の経験の総和よりも大きな記憶》をキーワードに~」を予定しています。
ご参加をお待ちしております。
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