第3回週俳十句競作・落選展 句評(4)の3 渡辺とうふ
鈴木牛後さんの10句にはすべて雪という言葉が入っています
そのことが成功しているかどうかですが、
1句に2回使われている句もあって
これだけの数、雪という言葉が使われていると
雪という文字がどうしても記号化して見えてきてしまいます
効果としては逆に雪の印象が読者から離れてしまうのではないでし ょうか
圧倒的な雪の世界、厳しい真っ白い冬のあとの「親しき水」
それを、雪、雪、雪、雪 としないで、その物語をつむいでほしいなあという気がします
いちばんいいなあと思った句は5句目の
あいさつも雪の色なり雪を来て
です
ですが、もうひとこと辛口でいわせてください
この10句では雪は白いという全体のトーンですね
ぜひ、北海道に暮らしているひとだからこそ、
雪の黒、雪の赤、 僕たちが見たこともないような雪の色を表現してもらいたいと
希望します
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