俳句集団【itak】は再び航海に出ました
五十嵐秀彦
お待たせいたしました!
俳句集団【itak】の第50回イベントが、7月11日に久しぶりに再開いたしました。3月の第48回、5月の第49回が新型コロナの影響で休会となったため、実に半年ぶりの【itak】でした。
とは言っても慌ててやっているのではありません。これからも座というリアルな現場主義を継続するために、可能な方法を模索しての実施です。ホームである北海道文学館講堂がしばらく使えないのは残念ですが、場所はどこでもよいのです。辻連歌の精神の復活を胸に秘めて始まったこの【itak】は場所を選びません。
今回、十分なソーシャルディスタンスの確保できる広い場所を「かでる2・7」に求めました。次回はまた別な場所になるかもしれません。漂流する【itak】も悪くないかと思います。
なにより半年ぶりに参加者の笑顔(マスク越しながら)が見られたことは素晴らしいことでした。この不安な時代に、がらんとした会場に点在するように座る52名の人たちは【itak】でのいっとき、その不安を忘れたのではないでしょうか。
第1部の講演は第48回に予定していた川柳人・浪越靖政さんによる「川柳 昨日今日」。
私たち俳人がいつも気にしながらも、よく分かっていなかった文芸「川柳」。その成り立ちから始まり、伝統系川柳と新しい流れの川柳を例句豊富に取り上げて分かりやすく説明していただき、川柳の面白さがより理解できました。
俳句と川柳の何が違うのかということが、いかに愚問であるかということにも気づかされました。
第2部句会も、いつもより短いものとはなりましたが、久しぶりのナマの意見交換の活気に参加者全員が浮き立つような時間を持てました。
次回第51回イベントは第49回で予定されていた「帰って来たペナンペ・パナンペ with
豊川容子 ~アイヌ文化伝承の取り組み~」です!
場所は・・・漂流する俳句集団【itak】のその流れつく先にご期待を!!
またお会いしましょう!
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