俳句集団【itak】第30回イベントを終えて
ルイス・キャロル なくて七癖
『シルヴィーとブルーノ・完結編』
-翻訳こぼればなし-
~空想力という怪物がいる~
五十嵐秀彦
itakは隔月なので、年間開催数は6回となります。で、今回が第30回ですから、つまり丸5年が経ったわけです。
旗揚げしたときには、一年続くかどうか程度に考えていたことを思い出すと、よくここまで来たものです。
旗揚げしたときには、一年続くかどうか程度に考えていたことを思い出すと、よくここまで来たものです。
さて、その第30回イベントの第1部企画は、【itak】幹事であり、英文学者の平倫子さんの講演「ルイス・キャロルなくて七癖『シルヴィーとブルーノ・完結篇』~翻訳こぼればなし~」。
平さんはルイス・キャロル研究の第一人者であり、昨年は小説「シルヴィーとブルーノ完結篇」( “Sylvie and Bruno Concluded” )の日本初訳というお仕事を完成させています。
今回はその翻訳作業の中で発見したさまざまな「キャロルらしさ」とでもいうべきものを語ってくださいました。
聴いていて、人の想像力・空想力というものの奥深さ底の深さというものを考えさせられました。それは「夢」はどこから生まれてくるのか、ということでもあるのかもしれません。
日常意識されることのない心の奥底にひそんでいるものの存在。それが実はいつも人を動かす力のひとつとなっているのかもしれません。そして俳句もまた、そうした力によって生まれているのだろうと思いながら講演を聴いておりました。
抄録をご期待ください。
英文学が俳句と何の関係があるのかと思う人もいるのかもしれませんが、俳句と無関係なものってありますか?
視野を広く持ち、好奇心のアンテナを高く立てることで、俳句もまた新展開を迎えるのです。
視野を広く持ち、好奇心のアンテナを高く立てることで、俳句もまた新展開を迎えるのです。
【itak】はこれからもさまざまなジャンルからテーマを選びイベントを企画してまいります。楽しみにしていてくださいね。
司会の青山酔鳴さんと、コメンテーター橋本喜夫さんの二人による軽妙な進行の句会で、今回もたくさんの面白い句に出会うことができた句会となりました。
ありがとうごさいます。
参加者数は第1部企画に49名、第2部句会に47名、懇親会22名でした。
さて、次回は5周年記念企画ということで、いつもと内容を変えてみます。
吟行です。
と言っても、開始前に各自吟行ですので遠足的なものではありません。
場所は私たち【itak】のホームでもある文学館を擁する中島公園。
吟行句を持って文学館講堂に集合となります。
そのあとの進行がどうなるかは、その日のお楽しみとさせてください。
では5月13日にお会いしましょう。風邪などひかれぬようお体大切にお過ごしください。
吟行です。
と言っても、開始前に各自吟行ですので遠足的なものではありません。
場所は私たち【itak】のホームでもある文学館を擁する中島公園。
吟行句を持って文学館講堂に集合となります。
そのあとの進行がどうなるかは、その日のお楽しみとさせてください。
では5月13日にお会いしましょう。風邪などひかれぬようお体大切にお過ごしください。
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