2019年12月2日月曜日

第46回イベント「出張!サブカル句会」句会報

俳句集団【itak】事務局です。

11月9日開催の第46回イベントは70名ほどのご参加を頂く大盛況でした。
第一部「出張!サブカル句会」ではみなさんにご投句頂いた
現役あるいは懐かしい北海道弁を中心とした方言俳句を150句あまり並べ
広い北海道の中でもさらに地域によってやや違う北海道弁の数々を肴に
小林エレキさん・田島ハルさん・五十嵐秀彦代表がゆるゆるとトークする
実に楽しい企画となりました。

抄録等はさておきまして、当日披きました句の一覧を公開しますのでご笑覧下さい。
投句総数159句、投句者数47名(うち道外者数8名・17.0%)、道外弁3句・1.9% 。
3名の選者が抽出した句は23句、三人選が重なったのはNo.34松山帖句さんの句でした。
全道・全国のみなさまから広くご投句頂きましたことに深謝いたします。
※「角食」が北海道弁との確認が当日にずれ込んだため、1句目をNo.0としました。
※太字部分は方言


No.作者居住地方言
0厚切りの角食香る文化の日奈良香里
1憂き事や手袋はいてただ歩く川崎淑子
2豆苗のおがる窓辺や秋うらら小路裕子
3うるかすの米も小豆も能面も藤原ハルミ
4秋耕やたまに働きこわいこわい林 冬美
5こわいっしょ何と答えんそぞろ寒古川かず江
6ススキノの泡にうるかす秋思かな北野きのこ
7秋の鞦韆闇が「押ささる」と言ふゆうき弓雄
8はんかくせぇいづいめっぱのマスク顔藤浪久三
9秋深し茶飲み話もいんでないかい林 冬美
10なんもさと云はれ勤労感謝の日鴨  々
11干柿のはぶててS字フックかな山本哲史岡山岡山弁
12野分立つつらつけなさよじょっぴんかる鴨  々
13前足に手袋を履きヒトとなる栗山麻衣三重
14(はららご)のおにぎりばくろ海老マヨと望月よし生
15初雪や寺田京子の句碑凍れ藤森そにあ
16したっけと黄葉の道小さな手田中 勲
17瀬を急ぐ木の葉山女魚のピリカかな洒落神戸
18あずましくなくて初雪融けて恋鈴木牛後
19すずめたちばくりあってる案山子かな白樫かなず
20ゲッパJBゲロッパ狂咲司  啓(つかさ  けい)兵庫
21寒北斗いいふりこきの父の逝く三品吏紀
22小判とは「御主(おぬし)(わる)よ」(しば)かな望月よし生
23納屋も馬屋もじよつぴんしたまま秋のかぜ小路裕子
24雪しまきごくもそ言って馬撫でる白樫かなず不明弁?
25あやつけてかんこ蹴らさるにわかラガー鴨  々
26パンツまでびしよびしよでわや大颱風三品吏紀
27玄関フード秋虫の勘違ひ望月よし生
28どんぐりに「なまらめんこい」連呼す君新海 茜
29過去形でおばんでしたと十三夜ゆうき弓雄
30じょっぴんを掛け開け掛け開けして根雪鈴木牛後
31寒蝉の遠くかしがるゴッホの絵岩のじ愛知
32冬の子の全身サビオでも笑顔山田 航
33月眩しいいふりこきも底をつく村上海斗脂多め
34わかさいもって芋入ってないっしょ松山帖句愛媛
35うるかして呑む嘲りも流星も北野きのこ
36冬隣なあんもしてねわやだべさ花  丸
37バイキオーライ!見習いガイド秋空へ藤森そにあ
38火恋し微罪の指に巻くサビオ土井探花
39木枯の身にじぇんこ無しべんこふる鴨  々
40秋の暮じょっぴんかって酒場まで林 冬美
41天高く母は元気であずましい川崎淑子
42どかゆきを雪女郎のせいにして白樫かなず
43こわいって言うから檸檬煮ておいて三島ちとせ
44ジョッピンカル棒とジョンバの立てり冬安田中彦
45ただいまを待つごしょいものほっくりと小路裕子
46寒稽古がおる男の叫び声白樫かなず
47したっけさなまら亀虫いるだべやひでやん愛媛
48濁酒飲み転倒負傷わやな夜千鳥足
49はんかくさいほどのおみやげ豊の秋林 冬美
50あきあじアイヌモシリの神の物村元幸明
51途切れぬ枯野じょっぴん掛け忘れし車窓鈴木牛後
52靴下をはく手袋をはくそして罪をはくFよしと
53したっけさあに続く小言や神無月みこと
54たんぱらな父のねまって待つ氷下魚(こまい)藻池夜鯉
55手袋を履きし手を出しばくりっこ藤森そにあ
56灯火親しイランカラプテおばんです窪田瑞星
57過ぎたれば口にじょっぴん紅葉酒望月よし生
58ごんぼほりしてデレッキで(はた)かれる藻池夜鯉
59ばっち子のだはんこいたる負相撲鴨  々
60鳥渡る地名に別がなまらある三島ちとせ
61七五三めんこじぇんこあげらさる鴨  々
62冬支度ちゃんちゃんこ買う無印で白樫かなず赤津弁?
63カムイらの絵の具をまかし山粧う田中 勲
64雪蛍手になまらいい今日になった林 冬美
65月天心なまら女装の似合う顧問村上海斗脂多め
66ノルベサに「乗るべさ」と叔父秋寒し鈴木牛前
67つっぺした内縁の妻食うおでん福井たんぽぽ
68椎の実をばくりっこしておままごと新海 茜
69塩っぱいよ中島みゆき蝦夷の秋藤森そにあ
70あずましや蚊や蠅飛べぬ末の秋望月よし生
71ゴミ投げももうパーカーを羽織る頃村上海斗脂多め
72起きて来ぬ父や残暑に押ささる北野きのこ
73山葡萄ジュースのはずがタフランケ藻池夜鯉
74でれすけが方屁虫捕まえて嗅ぐり  あ札幌栃木弁
75羚羊の鼻息首筋のサビオ福井たんぽぽ
76愛犬もかててゲロリや冬晴るる安田中彦
77ねっぱつくびんこの口の濁酒かな鴨  々
78銀漢や汽車の切り裂く石狩野村上海斗脂多め
79雪虫がいたよなんだかあずましい林 冬美
80だはんこく有象無象や枯葎望月よし生
81飯あめるはんかくささよ秋の蠅鴨  々
82をなご来てをのこおだてば尾花散る鈴木牛後
83重ね着のゴムたごまっていずぃいずぃ藻池夜鯉
84寒蜆身引きちぎられてんこもり白樫かなず
85ボアとダウンばくりっこして冬の浜七瀬ゆきこ三重
86どんぐりの背比べ黒くなるサビオ村上海斗脂多め
87までなこと義母のつぶやき烏賊襖古川かず江
88秋灯下存在者の本あずましい林 冬美
89日切焼(ひぎりやき)買ってこうわい初紅葉松山帖句愛媛
90どんぐりと小さき日向ばくりつこ栗山麻衣
91ウィンナーとザンギばくって運動会中村みずほ
92食べらさると言うまでもなく肥ゆる馬みこと
93おだちたる(うつ)け諫めよ秋の雷望月よし生
94秋晴れやめんこい手足バタバタと川崎淑子
95冷蔵庫開けて羆はおっちゃんこ頑黒和尚
96初氷三面鏡に眼がなんぼ安田中彦
97なんもにはなんもとかえすねこじゃらし田中 勲
98そだねーの相槌欲す赤い羽根窪田瑞星
99末枯しちゃんこい犬に祖父引かれ白樫かなず
100だはんこく牛しかりをり鰯雲小路裕子
101しばれる夜君と交わしたる寒造り新海 茜
102だはんこきワタアメ買えと秋祭り小島慶子
103新米のなまら美味くて食べらさる中村みずほ
104銀輪の急ブレーキ雪来たベぇ高橋朴全
105しゃっこいなまら歯に染む大ジョッキ頑黒和尚
106ねんねこに早も寝息のだはんこき小路裕子
107闇汁におだてわやあまされる高橋ヨウ子
108農具小屋じよっぴんかって秋惜しむ小路裕子
109秋の旅みったくなしの孫を見に小島慶子
110あずましき寝屋にどんぐり落ちにけり鴨  々
111露霜やタイヤ交換ゆるくない花  丸
112ありつたけサビオを壁に貼る夜寒土井探花
113秋紅葉君のハートがおささった白樫かなず
114行く秋や吾にがっちゃい立ち別れFよしと
115雪虫が春の季語だとはんかくせ花  丸
116紅葉かつ散る湯にひとりあずましや小路裕子
117台風来じょっぴん飛んでわやだべや頑黒和尚
118魚座のやうにぼつこ手袋つなぐ紐藻池夜鯉
119居酒屋でいいんでないかい冬籠七瀬ゆきこ三重
120柿食えばなまら夕陽が山の端へ林 冬美
121おたのしみはこれからだべさ穴惑窪田瑞星
122夕霧や街街が消化しらさる島崎寛永
123大きめの君のセーターもちょこく新海 茜
124虎落笛うるけた指の憂いかな上田美千代
125くしゃみして「やんやなした?」と気遣われ高橋ヨウ子
126穴惑ひ二つに折りてつっぺかる鴨  々
127あずましい我が家のトイレ秋深し中村みずほ
128おにぎりは筋子がいいとごんぼほり望月よし生
129だらせんこったらべっこ秋じめり鴨  々
130登校のマスクに隠す鼻つっぺ高橋ヨウ子
131べこっこ追う小さき身体や狗尾草藤森そにあ
132深秋のサビオ剥がせば指輪跡土井探花
133なんもなんもなんでもないよ秋の波みこと
134デレキよりジョンバで叩くほうが好きFよしと
135手袋を履いて鯛焼き暖かし白樫かなず
136毬栗のごと我が妹のきかなさ新海 茜
137キツネがかじったトウキビ食べるヒトがいる鈴木牛前
138寒月やじょっぴん炙るチャッカマン村上海斗脂多め
139はっちゃこくわらんべおだつ運動会鴨  々
140一晩で秋から冬へばくられて林 冬美
141七五三めんこい子らは調子こき花  丸
142温め酒気づけば深夜わやな帰路林 冬美
143銀杏並木いいふりこきとそれ以外栗山麻衣
144ぞろと来るめんこいおばけハロウィーン小路裕子
145はんかくさい母と娘の花カンナ窪田瑞星
146ゆるくない掃いたそばから降る落ち葉藤浪久三
147だべさ嫌んなるほど上るべさ栗山麻衣
148団栗をばくりっこして日が暮れる白樫かなず
149じょっぴんをからずに月夜のもらひ風呂中村みずほ
150緑児が秋の蓮のごとおっちゃんこ新海 茜
151観覧車夜へうるかす秋雨かな北野きのこ
152いなびかり妻をばくれと唆す栗山麻衣
153七竈じょっぴんかってサヨウナラ七瀬ゆきこ三重
154黄落やおっきた猫の眠りゐる安田中彦
155手袋を履くやあの子ともう一夜北野きのこ
156踊りの輪押され押ささるもうわや鴨  々
157きゃあきゃあと大根抜きの保育園山田 航
158天高くやき弁の湯を注ぎけり村上海斗脂多め 
 

 

2019年10月31日木曜日

速報!鈴木牛後の第3句集「にれかめる」が第34回北海道新聞俳句賞受賞

俳句集団【itak】です。
本日の北海道新聞朝刊にて第34回北海道新聞短歌・俳句賞の記事が掲載されました。
受賞作は当会幹事・鈴木牛後さんの第3句集「にれかめる」。正賞でした。
毎年のようにお祝いが続いておりますが、地元新聞社の俳句賞の受賞の知らせはまた格別。
速報としてみなさまにお知らせいたします。


<受賞者インタビュー・俳句賞本賞>「にれかめる」 鈴木牛後さん
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/360032?rct=34doshin-tanka-haiku_result

2019年10月23日水曜日

文字・活字文化の日関連事業 「北海道文学館公開歌会・句会」

 
俳句集団【itak】事務局です。わたしたちのホーム北海道文学館の企画をご案内します。
 
今週末は、文字・活字文化の日関連事業として 「北海道文学館公開歌会・句会」が開催されます。
短歌・俳句・川柳の作家や愛好者が一堂に会しての、公開の歌会・句会です。今年度のテーマは「月(つき)」。日本伝統の文学の楽しさを、より身近に感じてみませんか。
当日は、実作者が事前に作成した歌・句について、パネリストと実作者、会場の皆様で意見を交換します。
【itak】からは五十嵐秀彦・増田植歌が出ております。参加無料。

予約不要当日受付です。日曜の午後、どうぞ会場にお運びください。
 
開催日時2019年10月27日(日)14時~15時半
コーディネーター
(進行者)
月岡道晴(北海道歌人会幹事)
パネリスト大塚 亜希(北海道歌人会幹事)
五十嵐秀彦(中北海道現代俳句協会会長)
浪越 靖政(北海道川柳連盟副会長)
実作者短歌:岡 美紗緒、千葉 優作
俳句:藤田美和子、増田 植歌    
川柳:落合 魯忠、鈴木 厚子
定員80名(当日受付・先着順) 参加無料
 
http://www.h-bungaku.or.jp/event/seminar.html 

~「文字・活字文化の日」(10月27日)は、全国民が文字・活字文化の恵みを受けることを
目的とする「文字・活字文化振興法」によって定められています~


2019年10月22日火曜日

第46回 俳句集団【itak】イベントのご案内(鈴木牛後句集頒布会有)

俳句集団【itak】事務局です。

全国的に災害が多い秋でした。すっかり冬隣の札幌です。
第45回イベント<大道仮説実験>講座 『見えないものが見えてくる』は
約50名の参加者に楽しんでいただきました。ありがとうございました。
年内最後、第46回イベントのご案内です。


某ラジオ局人気深夜放送のパーソナリティー田島ハル小林エレキが【itak】に出張!番組内での人気コーナー「サブカル句会」を五十嵐秀彦と共にライブ形式でお送りします。俳句に限らずサブカルチャー盛りだくさんのトークライブ!

  と き    2019年11月9日(土)13時~16時50分
  ところ   北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1-4)

◆第一部  トークライブ 『出張!サブカル句会』(メール投句募集中・下記参照)

 
 出  演  小林エレキ(俳優)・田島ハル(漫画家)・五十嵐秀彦(俳人)
◆第二部  句 会 当季雑詠(2句出句・3句選、第一部とは別途お持ちください
◆参加料   一般500円 高校生以下無料

受付開始12時半。投句締切午後1時。欠席投句はお受けしておりません。

ちょっとでも俳句に興味ある方、今まで句会などに行ったことのない方も、大歓迎です!
軽~い気持ちで、ぜひご参加ください♪
句会ご見学のみのお申込みもお受けします(参加料は頂戴します)。


【第一部・サブカル句会への投句募集】※投句はメールのみです!平身低頭!
テーマは「秋・初冬の句で北海道の方言を読み込む」。
投句無料(ラジオと同じです)。
なまら、あずましい、じょっぴん・・・など北海道の方言を入れること。
一人何句でも投句OK、当日イベント不参加の方も可。締切11/2(土)必着。
俳号を必ず明記のうえ
itakhaiku@gmail.comまでメールください。
FAX、郵送はお受けできません。ご遠方の方も是非メール投句下さい。
すべての作品は応募をもってブログ公開等に同意とみなします。ご了承ください。
道内のみならず、全国のみなさまからのご投句をお待ちしております!
 


また、今回も休憩時間等を利用して、鈴木牛後さんの句集「にれかめる」等の頒布会を行います。ご本人による手売りです。是非お買い上げくださいませ。


イベント後・懇親会、二次会のご案内
 
◆会場:テラスレストラン kitara(キタラ)
◆時刻:17:00~19:00
◆会費:3500円(飲み放題つき・イベント受付時に精算)
※当日のキャンセルは後日会費を申し受けます。
※二次会はパークホテル地下「パーククラブ」飲み放題2000円。当日参加希望を承ります。

必ず事前にお申込みください。懇親会の締切は11月5日です。
以降はお問い合わせください(できる限り対応いたします)。
キャンセルは基本的に前日まで、当日の場合は後日会費を申し受けます。
北海道立文学館へのアクセス
 
※地下鉄南北線「中島公園」駅(出口3番)下車徒歩6分
※北海道立文学館最寄の「中島公園」駅3番出口をご利用の際には



①真駒内駅方面行き電車にお乗りの方は進行方向先頭部の車両
②麻生駅方面行き電車にお 乗りの方は進行方向最後尾の車両にお乗りいただくと便利です。

 

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2019年10月12日土曜日

中島公園ぶんがく縁日2019のご案内


俳句集団【itak】です。
台風の状況が気になる週末のイベントのご案内です。
 
わたしたちのホーム、北海道立文学館では10/13(土)14(日)の二日間、「中島公園ぶんがく縁日2019」を開催します。

昨年に続きまして【itak】でも出店します。人気句集・歌集など破格頒布予定!
寂しく店番をしていますのでぜひ遊びにいらしてください。

また、10/14の午後には大学生による公開歌会・句会がございますので是非ともご観覧ください。もちろん【itak】の学生たちも出ます! 
 
日時:2019年10月13日(日)、14(月祝)9時半~17時

場所:北海道立文学館(中央区中島公園1番4号)

13日14時から15時半

  文芸トーク「エッセイを書くということ」 乾ルカ氏
  定員80名入場無料・要申込(9/27より受付中)
 
14日14時から16時

  大学生による公開歌会・句会
  定員60名入場無料。 こちらには【itak】の大学生たちが出ます!