2014年1月12日日曜日

俳句集団【itak】第11回イベントは無事終了いたしました。



昨日は俳句集団【itak】の第11回イベント 講演会・句会にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
作曲家、音楽研究者・久保田 翠さんによる『音と言葉 ~うた作りの現場から~はいかがでしたでしょうか。どうぞご感想などをお寄せ下さいませ。
 
今回の参加総数は64名、句会は56名の大句会となりました。
懇親会にも多数のご参加をいただき、心より感謝いたします。

 
第一部の抄録については改めてこのブログと
フェイスブックページにてご報告させていただきたいと思います。
 
また、「句会評」「人気五句」「牛後が読む」企画のほかに、年末から公開中の、句集『無量』一句評などを随時アップの予定です。
 

itak】のブログは参加されたみなさんの発表の場でもあります。記事についてのコメントやツイッター等での評を頂けますと大変に励みになります。また、みなさまの作品もお寄せください。既発表作でも構いません。エッセイ、回文、短歌、どんなジャンルでも結構です。どうぞよろしくお願いします。
 

次回は3月8日(土)13:00から、通常通り北海道立文学館・地下講堂にて開催の予定となっております。

第一部は『短詩型における「文語」と「口語」――信仰としての二分類』題して、國學院大學北海道短期大学部准教授・歌人の月岡道晴さんに講演していただきます。
どうぞお誘い合わせのうえ、イベント・句会にご参加くださいませ。

詳細は改めてご案内いたします。
以下のメールアドレスに随時お問合せくださいませ。 

 

本日のところは取り急ぎの御礼まで。
今後とも俳句集団【itak】をどうぞよろしくお願いいたします。

 

俳句集団【itak】幹事一同


 

2014年1月9日木曜日

俳句集団【itak】第11回イベント 講演会・句会は明後日です!

 
俳句集団【itak】事務局です。

松も明け、仕事にも生活にも平常が戻ってまいりました。 
俳句集団【itak】第11回イベント 講演会・句会はいよいよ明後日です。


1月のイベント会場は札幌市資料館に変更となっております。
お間違いになりませんよう、お気を付けてお運びください。


日時:平成26年1月11日(土)13時00分~16時50分
場所:「札幌市資料館」2階 研修室
      札幌市中央区大通西13丁目

         http://www.s-shiryokan.jp/  TEL:011-251-0731

■プログラム■

第一部 講演会

『音と言葉 ~うた作りの現場から~
 
 講演 作曲家・音楽研究者 久保田 翠 
     http://www.midorikubota.com/index.html

言葉に音がつき、うたになる。リズムが反復し、時間が生まれる。
金子みすゞの詩に作曲する中で考えたこと、感じたこと。

 
第二部 句会(当季(冬・新年)雑詠2句出句)
 
<参加料>
一    般  500円
高校以下  無  料
(但し引率の大人の方は500円を頂きます)
 

※第二部句会のみ参加の方、交通事情などで遅刻される方は当日13時までに以下のメールに投句してください。その他緊急時はお電話ください。

お問合せ先
itakhaiku@gmail.com

090-3398-3457(早川)




 

2014年1月7日火曜日

照井 翠  句集『龍宮』 一句鑑賞 ~岩本 茂之~


句集『龍宮』の一句鑑賞

岩本 茂之
 

 三・一一神はゐないかとても小さい          照井 翠


勤務地の岩手県釜石市で東日本大震災に遭遇した高校教諭の作者。
句集は津波の被害者への鎮魂の気持ちを表したもので文学界でも話題になったものだ。
照井さんは「あとがき」に次のように記している。

「戦争よりひどいと呟きながら歩き回る老人。排水溝など様々な溝や穴から亡骸が引き上げられる。赤子を抱き胎児の形の母親、瓦礫から這い出ようともがく形の亡き骸、木に刺さり折れ曲がった亡骸、泥人形のごとく運ばれていく亡骸、もはや人間の形を留めていない亡骸。これは夢なのか?この世に神はいないのか?」

掲句はまさにそうした作者の絶望感を素直に詠んだものだ。
「神はゐない」だけでなく「とても小さい」のだ。
それは地獄を眼に焼き付け、被災地で生き続ける作者の実感に裏打ちされた言葉であり、とても簡単な言葉で構成されながらも非常な強度を感じさせる。

神は小さい――。神の概念は人それぞれ実に様々だ。私は地球は人間が想像した神をも超越した巨大な存在なのだと感じる。
だから地球は時に平気で私たちを裏切る。私たちの限られた人知など遥かに超えて...。


ところで札幌芸術の森美術館で今、「札幌美術展 アクア‐ライン」展が開かれている(2月16日まで)。
14人の美術家たちが「水」をモチーフにした作品を出展しているのだが、その中に異色の作品がある。
山田良さんのインスタレーション「海抜ゼロメートル/石狩低地帯」だ。
美術館の屋内に高さ2メートル、幅60センチの廃材で組んだ桟橋を総延長25メートルにわたって組み立てたものだ(実際に歩ける)。
40万年以上前、この桟橋の位置に海水面があったことを伝えるのが、美術家の意図するところだそうだ。つまり札幌を含む石狩平野は海の底にあったのだ。夕張山系の山の中からアンモナイトの化石が取れるのだから当然と言えば当然だが。

繰り返すが、地球は時に平気で私たちを裏切る。私たちの限られた人知など遥かに超えて...。
なのに3・11から3年もたたないうちに、私たちは同じ過ちを繰り返す道を歩んでいる。



☆岩本茂之(いわもと・しげゆき 俳句集団【itak】幹事 北舟句会)



照井 翠 句集『龍宮』 角川書店
http://www.kadokawa.co.jp/product/321306000185/




2014年1月6日月曜日

週刊俳句 Haiku Weekly 『新年詠2014』


こんばんは、俳句集団【itak】です。

昨日更新 週刊俳句 Haiku Weekly の
第350号の企画『新年詠2014』
幹事有志数名が出句させていただきましたので
ご高覧・ご笑覧くださいませ。

・五十嵐秀彦
・青山 酔鳴
・鈴木 牛後
・高畠 葉子
・三品 吏紀


今週末はいよいよ第11回イベント 講演会・句会です。
新春を寿ぐ楽しい句会となりますように。
参加申し込み締め切りは1月8日ですが
締め切り後も当日も参加を受け付けております。
また、懇親会の最終お申込期限も1月8日いっぱいです。
以降はお問い合わせください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
お申し込みはこちら↓

itakhaiku@gmail.com


2014年1月5日日曜日

句集『無量』の一句鑑賞 ~安藤 由起~


句集『無量』の一句鑑賞

安藤 由起

 
 
 その細き身をその旗として夏野        五十嵐秀彦


リフレイン構造の句である。<窓ぬぐふ人惜しみ年惜しむとき> <靴底の雪剝がし黙剝がしけり> <幻影となり父の声雪の声>など、本句集の中にも多く登場する。句またがりが生み出す独特のリズムが私は好きだ。

 一見すると軽妙だが、しみじみとした情趣を感じずにはいられない。一面の夏草が生い茂っている。誰に恥じるでもなく、自らを旗として。その命の絶唱を対岸から見つめている作者は、何を思うだろうか。堂々とした自然とは対照的に、人間は小さく姑息である。その業の深さに懸命に向き合おうとしているように私には思える。

 作者とは、一昨年に句づくりを再開して以来、たびたび句座をともにさせていただいている。句歴の浅い者、あるいは異端めいた作風でもあたたかく迎え入れる寛容さは、すなわち俳句の持つ懐深さとイコールであるといつも感じている。




☆安藤由起(あんどう・ゆき 俳句集団【itak】幹事 群青同人)