第3回週俳十句競作・落選展 句評(4)の5 渡辺とうふ
最後に三品吏紀さんの10句「その時」の句評です。
「その時」に迫る情景、感覚を、前半5句は描き出していますが、
後半5句はだんだん「その時」 とつながらない句にばらけてしまっているように
おもいますがどうでしょうか
そうして、最後の句はかなり異質に感じられます
「その時」という10句の作品なので結末をどうするか、 重要なのですが
薔薇、配管工、ある疑惑( ある疑惑が転移癌に通じるのかもしれませんが)
画数の多い漢字ばかりが使われていてこれだけが重いということも あります
3句目は 啼きて が硬いとおもいます
6句目は 月と月
8句目は 水と水
巧みと思われる方もいらっしゃるかとおもいますが、
10句に二回この手を使わずどちらか一句は避けたほうがいいよう に思います
アメンボの泳ぐ水面を水鏡と表すのは、安易におもいます
てにをは をもうすこし吟味してみてもいいかもと思う句もいくつか感じまし た
ぜひ「その時」ということをテーマに据えて、
読み手に伝える仕事をされてほしいと願います
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とうふです
返信削除この句評は、三品吏紀さんの10句「その時」の句評です
いきなり書きはじめてしまってすみませんでした
とうふさん
返信削除いつもありがとうございます。
バタバタしていて気が利いてませんでした(^^;
早速修正しました。
とうふです どうもです~
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