正篇は1979年に梁瀬尚紀の訳が出た。しかし続篇はずっと未訳だった。 「どうして?」
ふたつの「どうして?」をかかえながら10年あまり、『シルヴィーとブルーノ・完結篇』を読み、考え、書いて過ごしてきた。難解ながらも読めば、いまに通じる話題をはらんだ当意即妙の物語で、キャロル理解の宝庫であることがわかった。
そして先年7月、日本ルイス・キャロル協会の会誌『ミッシュマッシュ』の特別号として刊行することが出来た。
今回は翻訳作業をとおして見えてきた疑問やキャロルのことばへのこだわりをいくつか拾って話そうと思う。
*と き 平成29年3月11日(土)午後1時~4時
*ところ 北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1
*参加料 一般500円、高校生以下無料
◆第1部 講演会 ルイス・キャロル なくて七癖
『シルヴィ―とブルーノ・完結篇』-翻訳こぼればなし-
講 演 平 倫子(俳人・英文学者 俳句集団【itak】幹事)
◆第2部 句会(当季雑詠2句出句・投句締切午後1時)
◆懇親会のお申し込みもお受けします。
http://itakhaiku.blogspot.jp/2017/02/itak_3.html
たいら・くみこ
1937年東京生まれ。仙台育ち。東北大学大学院文学研究科英文学英語学専攻修士課程修了。英文学、英米児童文学専攻。北星学園大学名誉教授。日本ルイス・キャロル協会会員、「藍生」会員。
主著に『ルイス・キャロルの図像学』、『ルイス・キャロル 身体医文化の実相』がある。
※当日は著書の頒布会も行います。休憩時間にお求めくだ
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