俳句集団【itak】第19回イベントを終えて
「3周年イベントは夏井いつき祭だった!」
五十嵐 秀彦
9日、俳句集団【itak】の3周年記念イベントが開催されました。
もともと組織的輪郭のない私たちの【itak】に3周年とか10周年とか特別な意味はないのであって、本来はいつもどおりのイベントをいつもどおりに行うつもりでいたのですが、ひょんなことから特別ゲストが参加してくださることになり、まさにこれ以上の記念イベントはないという内容となりました。
テレビ・バラエティ「プレバト!」で今人気沸騰の夏井いつきさんがご夫婦で【itak】にご参加くださったのです!
夫婦で北海道旅行に行くのでitakを見学したい、という程度のお話しだったにもかかわらず、どうせならいつきさん企画でぶっ通しのイベントができないものかという無理が通れば道理ひっこむ的強引なお願いをした結果、第1部をいつきさんと私五十嵐秀彦とのトークショー、第2部をいつきさんの句会ライブという、悪乗り便乗にもほどがある企画にしてしまいました。
そんな無茶なお願いを快く受け入れてくださって、3周年イベントを最高に盛り上げてくださった夏井いつきさん加根兼光さんご夫妻に心から感謝申し上げます。本当にすばらしい時間でした。
イベント参加者は過去最多の113名、イベント後に場所を移しての懇親会も62名参加という盛況ぶり。
俳句活性化を目的とした運動としての【itak】にとって、これは大きな追い風となったと思います。
いつきさんと話していて、「いつき組」の考え方が私たち【itak】とほぼ同じであることにとても頼もしいものを感じました。
俳句の楽しさを広めたいということ。文芸としての高みを作っていくためには、なにより俳句を愛好する人たちを増やさないことには始まらないということ。
そのような目的を持って、組織を作るのではなく文芸運動として活動していくんだという試みが、四国松山と北海道とで行われている意味は小さくないと思いました。
もちろん【itak】はまだまだ軌道にも乗っていない新参者で「いつき組」と比べるわけにもいかないのですが、中央から遠く離れた場所でこうした運動が目に見えて展開されていることは、俳句の未来に必ずつながっていくものと確信しています。
俳人が自分からその自由を殺し、多様性を否定するのは結局のところ、俳句の自殺にしか繋がらない行為ではないでしょうか。
「いつき組」も【itak】も俳諧自由という精神を大事にした取組みなのだと思います。
今回、イベント以外の時間にもたっぷり意見交換をして、私たちの俳句集団【itak】の方向性は間違っていないと再確認すると同時に、もっともっと自由な活動を展開しなくちゃならないな、とも思いました。終始笑いに溢れた楽しいイベントの様子は今後、少し整理をしてブログに順次アップしていく予定です。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
今回参加できなかった方も次回以降の【itak】にぜひご参加ください。
たとえて言えばひどい肩こりで悩んでいる北海道の俳句界を、【itak】の活動を通してみんなで揉みほぐしていきましょう!
※夏井いつきさんのBlogはこちら ⇒ 夏井いつきの100年俳句日記
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